9月12日(現地時間11日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーの独占インタビューが『Rolling Stone』へ公開された。

 昨季4年ぶり自身4度目のNBAチャンピオンとなり、初のファイナルMVPに輝いたスーパースターは、8月に収録されたインタビューで、今夏ブルックリン・ネッツへトレードを要求したと報じられていたKDことケビン・デュラントについてこう話していた。

「内密に『もし彼(デュラント)が獲得可能ならどうしたいか?』という会話はあった。このチームで言うと、間違いなく僕へ連絡してこう聞くんだ。『君はどう思う?』とね」。

 デュラントは2016−17から18−19までの3シーズンをウォリアーズでプレー。カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンと共に超強力なビッグ4を形成。チームはいずれもNBAファイナル進出を果たし、2連覇した17、18年にはデュラントがファイナルMVPに輝いていた。

 ネッツは8月下旬にデュラントとフロント、オーナーが話し合った結果、互いに協力していくことで合意したと発表しており、トレード要求は事実上の撤回。ただ、カリーは先月のインタビューでデュラントと再共演することになったとしても、そのアイデアを支持し、「ためらうことはなかった」と明かしている。

「KD(デュラントの愛称)と一緒にプレーするアイデア、僕は彼がどんな人か、僕らが3シーズン共にプレーして歴史を作ってきたことを知っている。KDは本当にいい人なんだと思う」

「もし誰かが『おぉ、KDが帰ってくるのか。じゃあ彼と一緒にプレーすることになる』と言ったら、僕らは彼とプレーしていた3年間がすごく楽しかったから、僕は『やったぁ!』って感じになるだろうね」。

 とはいえ、ウォリアーズは昨季ビッグ3に加えてアンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プール、ケボン・ルーニーという強固な基盤を擁してリーグを制している。

 カリーは「それにもし誰かが『君はその話を楽しんではいけない』と言っても、僕はこのチームの誰1人として軽蔑してはいない。それに(トレードが)うまくいくかなんてわからないからね。そして僕らがまたこのメンバーで戦えるなら、僕にはまた勝てるんだという絶対の自信がある」と、昨季リーグを制したことで、現有戦力についても絶大な自信があると話していた。

 34歳ながら依然としてリーグのトッププレーヤーの1人として活躍を続けるカリー。だがケガのため5試合のみの出場に終わった19−20シーズンを除くと、昨季のフィールドゴール成功率43.7パーセント、3ポイント成功率38.0パーセントはいずれもキャリアワーストだった。

 それでも、カリーにとってバスケットボールのコートは依然として「セーフスペース」、つまり批判や嫌がらせにさらされることのない環境だという。

「年齢を重ねるにつれて、健康面の不安がつきまとってくる。『どれだけ長くこのままの自分でいられるのか?』ってね。(けど)僕が次に何が起こるか恐れることはない。実際に全盛期にいるのであれば、そういったことは考えないんだ。今の僕は健康面でもバランスを保つことができているんだ」。

 19年のファイナル敗退後、2シーズン連続でプレーオフを逃し、一時はリーグワーストの戦績に沈みながらも、昨季見事なカムバックを果たし、チャンピオンに輝いたことは、カリーとウォリアーズへさらなる自信を与えたに違いない。

 2度目の連覇に向けて、カリーとウォリアーズがどんな戦いを見せてくれるのか。その初陣となるジャパンゲームズから目が離せない。

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