9月15日(現地時間14日、日付は以下同)。クリーブランド・キャバリアーズは、ドノバン・ミッチェルの入団会見を行ない、バスケットボール運営部代表のコービー・アルトマン、JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)が同席した。

 キャブズはコリン・セクストン、ラウリ・マルッカネン、今年のドラフト1巡目14位指名のオチャイ・アバジに加えて、ドラフト1巡目指名権3本(2025、27、29年)とドラフト1巡目交換権(26、28年)を放出し、ジャズからミッチェルを獲得と2日に報じられてから約2週間が経過。

 トレーニングキャンプに向けて、ミッチェルは新たなチームメートたちと共に非公式のワークアウトへ参加。今季はダリアス・ガーランド、ジャレット・アレンというオールスターデュオ、昨季新人王の投票で2位に入ったエバン・モーブリーといった選手たちとプレーしていくこととなる。

 ガーランドと今夏ワークアウトもしていたミッチェルは「僕らは何か特別なことが本当にできるかもしれない。このチーム、この街のために、それに彼らと一緒にプレーすることを僕は楽しみにしている。コートへ出て競い合い、勝利することが待ち切れない」と意気込んだ。

 26歳のミッチェルは昨季までのキャリア全5シーズンをユタ・ジャズでプレーし、トップスコアラーとして毎年プレーオフ進出に貢献。いずれも平均20得点以上を残しており、オールスターには3年連続で選ばれている実力者。

 もっとも、13日の記者会見でジャズのダニー・エインジCEOが「シーズン中、このグループの選手たちは互いのことを本当に信じていないと私には映った。報道されているよりも、互いのことが好きだったと私は思っていたんだが、そのことを確信できなかったんだ」と話していたことには反論していた。

 ミッチェルは「僕らが(互いを)信じていなかったとは思わない」と切り出すと、さらにこのように続けていた。

「シーズンが終わった時、(ルディ・ゴベアを)トレードしないでくれと言った。けどそうはならなかった。彼(エインジCEO)があのチームへ来て約6か月、結局はあれが彼の決断だってことさ」。

 ジャズは昨季終了後、クイン・スナイダーHCが辞任し、ロイス・オニールをブルックリン・ネッツ、ゴベアをミネソタ・ティンバーウルブズへトレードし、ミッチェルは故郷ニューヨークを本拠地に置くニューヨーク・ニックスへトレードされるだろうと複数のメディアが報じていた。

「(成立)間近だった。それ以上は言わないよ。でも間違いなく成立寸前だった。(キャブズへ)トレードされたことを知って心底喜んだけど、(ニックス行きは)成立間近だった」と明かしていた。

 ミッチェルの新天地キャブズは4シーズン連続でプレーオフ進出を逃しているとはいえ、昨季はイースタン・カンファレンス8位の44勝38敗を残しており、プレーイン・トーナメントで2連敗を喫したことで惜しくもポストシーズンへの道を絶たれていた。

 そのため、ガーランドやアレン、モーブリーといった強力なコアを擁するキャブズは、ミッチェルを加えたことでイースト上位進出も十分可能な戦力を有することになったと言っていい。

 昨季平均25.9得点4.2リバウンド5.3アシスト1.5スティールを残したミッチェルが、キャブズでどんなインパクトをもたらし、プレーオフへと導くことができるのか。今季のイーストを予想するうえで、重要なポイントになることは間違いない。