9月19日(現地時間18日、日付は以下同)。12日から幕を開けたWNBAファイナルは第4戦を迎え、ラスベガス・エーシズが敵地モヒガンサン・アリーナ(コネティカット州アンキャスビル)でコネティカット・サンを78−71で下して3勝1敗とし、WNBA初優勝を手にした。

 この試合でエーシズはチェルシー・グレイが20得点5リバウンド6アシスト、リクワンナ・ウィリアムズが17得点、ケルシー・プラムが15得点、ジャッキー・ヤングが13得点5リバウンド8アシスト、エイジャ・ウィルソンが11得点14リバウンドを記録。ファイナルMVPにはシリーズ平均18.3得点6アシストをマークしたグレイが選出。

 そして今年からエーシズの指揮官へ就任してWNBAの最優秀コーチ賞にも選ばれたベッキー・ハモンは、球団史上初優勝へと導いた。

 翌20日。ハモンが昨季まで8シーズン、アシスタントコーチを務めてきたサンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)がチームリリースを通してハモンを祝福した。

「我々は皆、コーチ・ハモンのことを喜んでいます。チームを率いて1年目で、初のヘッドコーチとしてチャンピオンシップを勝ち取ることは特筆すべき業績です。彼女の成功について、私自身は驚いてはいません。ベッキーはこれまでにユニークな知力とバスケットボールの試合に対する情熱をもっていることを何度も示してきました。ベッキー、そして選手たちとエーシズの皆様、おめでとうございます。彼女たちはシーズンをとおして正しいプレーをしてきましたし、観ていて本当に楽しかったです」。

 2020年12月31日。ハモンはロサンゼルス・レイカーズ戦でポポビッチHCが第2クォーター残り約4分に退場し、NBAの公式戦で初となる指揮官を務めた女性となった。

 その当時、ハモンは「間違いなく大変なことであり、本当に起きた瞬間だった。私はこれまでこの組織の一員だった。2007年にトレードでやってきてから、サンアントニオにはずっといたし、スパーズという組織の一員で、(WNBAのサンアントニオ)スターズにいたから、かれこれ13年間ね。だから私はものすごく多くの時間を費やしてきたし、(サンアントニオも)多大な時間を費やしてくれたことで今の私を構築し、向上させてくれた」と話していたのだが、現役時代に達成できなかったWNBA優勝をHCとして成し遂げただけに、ハモンにとってこの日は格別な日となったに違いない。

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