9月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスの選手たちがメディアデイで登場し、写真撮影や会見を行なった。

 バックスの主砲ヤニス・アデトクンボは、一昨季の2020−21シーズンにNBAチャンピオンになってファイナルMVPを獲得。昨季プレーオフではカンファレンス・セミファイナル敗退になったものの、27歳の万能型ビッグマンの評価が落ちたわけではない。

 今月上旬に『ESPN』が公開したNBAのコーチ、スカウト、エグゼクティブの計15人による今夏のオフシーズンサーベイで、アデトクンボは現時点におけるベストプレーヤー、今後5年間におけるベストプレーヤーという高評価を得ており、先日まで行われていたFIBAユーロバスケット2022では大会ベストの平均29.3得点に8.8リバウンド4.7アシスト1.5スティールをたたき出し、オールスター5(大会ベスト5)にも名を連ねていた。

 だが昨季プレーオフでバックスがチャンピオンシップに届かなかったことから、ディフェンディング・チャンピオンとして今季を迎えるファイナルMVPステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)をベストプレーヤーに挙げていた。

「世界のベストプレーヤーというのは、最後まで勝ち残った人のことだと思う。ファイナルへ導き、試合でチームの勝利を助けた選手だと見ている。僕は世界のベストプレーヤーはステフ・カリーだと信じている」。

 アデトクンボは『ESPN』による現役選手ランキングでも1位に選ばれており、ここ4シーズン連続でオールNBAファーストチームとオールディフェンシブファーストチーム入りしているリーグ最高級の実力者。

 対するカリーは今年2月のオールスターでレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」で16本の3ポイント成功を含む50得点をマークしてMVP、プレーオフに入ってもウェスタン・カンファレンス・ファイナル初代MVP、NBAファイナルのMVPにも輝いており、アデトクンボにはカリーとウォリアーズが強烈に印象に残っているという。

「今の僕の気分はいいよ。(けど)ゴールデンステイトがうらやましい。(優勝)パレードと『ESPY』も見てきたから」。

 とはいえ、バックスは今季も優勝候補に挙がっており、アデトクンボの周りにはクリス・ミドルトン(序盤は欠場見込み)、ドリュー・ホリデー、ブルック・ロペス、ボビー・ポーティス、ジョージ・ヒル、パット・カナトンといった選手たちがおり、今季途中には新加入のジョー・イングルズもケガから復帰してバックスデビューするため、フルメンバーがそろえば近年で最高の戦力になる可能性が十分ある。

 2シーズンぶりの王座奪回を見据えるバックスと、2連覇を狙うウォリアーズは、12月14日と来年3月12日に激突する。過去2シーズンの王者による直接対決は大いに盛り上がることだろう。