◆「いろんなことがあった。けど彼のバスケットボールIQや彼のゲームを失墜させるものではない」

 11月2日(現地時間1日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツはホームのバークレイズ・センターで行われたシカゴ・ブルズ戦を99−108で落とし、今シーズンの戦績を2勝6敗とした。

 ネッツはケビン・デュラントがゲームハイの32得点に9リバウンド6アシスト2ブロック、ロイス・オニールが20得点5リバウンド3アシスト、ニコラス・クラクストンが10得点10リバウンド、渡邊雄太が10得点4リバウンド2ブロックを記録も、カイリー・アービングがフィールドゴール成功率16.7パーセント(2/12)の4得点と不発に。

 そしてこの試合前、ネッツはスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)の解任を発表。ブルズ戦ではジャック・ボーンAC(アシスタントコーチ)が暫定HCを務めたのだが、『ESPN』はイメ・ユドーカが新たな指揮官へ就任すると報じている。

 ブルズ戦後、デュラントはナッシュ前HCの解任についてこのように話していた。

「こういうことが起こる時というのは、いつだってショックだ。でもNBAでは普通に起こる。今夜の試合に備えなきゃいけない。このリーグでは常に物事が進んでいく。特にシーズン中はね。練習しなきゃいけないし、試合もすぐさまあるから、そのことについて深く考えることはできないんだ」

 デュラントにとって、ナッシュはゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍時の選手育成コンサルタントであり、良好な関係を築いてきた。だがナッシュがネッツの指揮官を務めたこの約2シーズンは、プレーオフにこそ駒を進めたものの、当初の思い通りとはならなかった。

「いろんなことがあった。俺たちは健康なチームではなかったし、いいプレーができなかった。そういう時、リーグでは(ヘッドコーチの解任が)起こってしまうものなんだ。けど彼のバスケットボールIQや彼のゲームを失墜させるものではない。何か(評価を)落としてしまうとは思わない。ただうまくいかなかったということ」

 現時点で正式発表はないものの、ネッツは2020−21シーズンにACを務めたユドーカが後任を務めることが報じられている。チームのポリシーに違反したことで、ボストン・セルティックスにおける今シーズンの活動停止処分を科されていただけに、短期間で他チームの指揮官へ就任することに疑問の声があるのは事実。

 ネッツの選手たちは、ナッシュに代わる指揮官が就任することで新たな環境、システムへ順応することに時間を要するかもしれない。選手の入れ替えや起用法にも変更が生じるかもしれない。

 とはいえ、レギュラーシーズンはまだ幕を開けたばかりで、立ち止まっているわけにはいかない。5日のワシントン・ウィザーズ戦を皮切りに、ネッツは今後12試合のうち10試合がアウェーゲームで、2連戦が3度もあるタフなスケジュール。

 ここでチームが一丸となってまとまれば、白星先行へ巻き返すチャンスでもあるのだが、ここで黒星が増えればさらにチーム状況が悪化する可能性があることも否定できないだけに、この2日間でなんとか体制を整えていきたいところだ。

【動画】ブルズ戦で32得点をマークしたデュラントのハイライト!