11月4日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window5の直前合宿を行なっているトム・ホーバスヘッドコーチが記者会見を行った。

 合宿は11月1日から7日にかけて味の素ナショナルトレーニングセンターで実施。アウェーで行われる今回のWindows5では、11日のバーレーン戦、14日のカザフスタン戦に臨む。

 会見冒頭でホーバスHCは、「カザフスタンとは2度対戦したので、相手のプレーは分かっています。バーレーンはアジアカップの試合を何回も見ましたが、帰化選手以外は大きくないので、しっかりマッチアップできるかなと。この短い期間に準備して、2試合とも勝ちたいです」と意気込みを語った。

 今回の合宿では西田優大(シーホース三河)と比江島慎(宇都宮ブレックス)がコンディション不良のため離脱。代わりにベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)を追加招集したが、「ベンドラメはシュートもあるし、ドライブもできます。彼はアグレッシブにアタックできるので、2番ポジションでトライしたい。相手チームの2番は大きくないから、そこまでミスマッチにならないですし、彼はWindow1を経験しているので代表のバスケットを分かっています」と語り、西田と比江島の代役としてシューティングガードでの起用を考えているようだ。

「Window5と6は時間がない」と話すホーバスHCは、今回招集する人数を絞った意図を説明した。「移動が多く、練習時間が少ないです。新しい選手だと説明の時間が必要になるので、代表の経験があるメンバーでスムーズにチームを作れるようにしました。ほかにも選手を見たいので、2月の頭にディベロップキャンプをやりたいと考えています」。

 海外組を含め、スコアラータイプの選手が不在となった今回のメンバーだが、Window5のテーマについて聞かれると「このWindowはディフェンスです。もちろんいつもそうなのですが、もっとアグレッシブなディフェンスからプレーしていきたい。スコアリング面では誰かがステップアップすると思いますし、練習を見るとみんな自信があるようなので楽しみです」と話し、より一層ディフェンス面に重きを置いて、敵地での戦いに挑む。

 また、Bリーグだけでなく、NBAの試合も見ていると話す指揮官は、ブルックリン・ネッツで出場時間を伸ばしている渡邊雄太について聞かれると、「本当にうれしいです。3ポイントも入ってて、ディフェンスも当たり前にやっています。ネッツはHCの解任などいろいろ問題がありますが、プレータイムがあれば彼はいい活躍ができる。(現地時間)11月30日のネッツ対ワシントン・ウィザーズを見に行きたいので、準備しています」とブルックリンで行われる八村塁との日本人対決を視察に行く予定だと明かした。

 ワールドカップまで1年を切ったが、ホーバスHCは「一番いいチームを作りたいので、12人のメンバーはまだ決まっていない」と語る。Window5の2試合ではどの選手が存在感を放つのだろうか。