◆優勝チームが開幕からアウェー6連敗で不名誉な記録を樹立
ウォリアーズ指揮官とトンプソンが巻き返しに向けて発言

 昨シーズンの王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ホーム開幕3連戦を2勝1敗で終えたものの、翌4試合目から1勝6敗と大きく負け越してしまった。11月6日(現地時間5日、日付は以下同)を終えた時点でウェスタン・カンファレンス13位の3勝7敗と低迷している。

 10月26日のフェニックス・サンズ戦に加え、30日から始まったアウェー5連戦で一度も勝ち切れず、なんとここまで開幕からアウェー6戦で全敗。『ESPN』によると、優勝チームが開幕からアウェー5連敗を喫したのは1956−57シーズンのフィラデルフィア・ウォリアーズのみで、今シーズンのウォリアーズはその記録を上回り、不名誉な記録を樹立することに。

 11月4日のオーランド・マジック戦に惜敗後、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「我々は今、9試合をこなした。だからコンビネーションをしっかり見直さなければ。何か違うことをする時だ」と切り出し、このように続けていた。

「誰にでもプレーするチャンスはある。このチームにはフロアに出たくて仕方ない選手たちがいる。そこで我々は(彼らが)プレーするコンビネーションを見つけないといけない」

 その時点で、ウォリアーズが誇る先発陣(ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニー)がコートにいた時間帯におけるネット・レーティング(100ポゼッションあたりの得失点差)はプラス24.1。これは75分以上をプレーした5人によるラインナップでリーグベスト。

 だがベンチメンバーを送り込んだ時間帯やスターターと共闘する時間帯で思うように良い結果には至っておらず、苦戦していた。また、グリーンが「ディフェンスだ。俺たちは自分たちのディフェンスを修正しなきゃいけない」と語っていたように、6日終了時点でウォリアーズのディフェンシブ・レーティングはリーグ28位の116.7に沈んでいる。

 アウェー5連戦を終えたウォリアーズは、中2日間をおいて8日にサクラメント・キングス、12日にクリーブランド・キャバリアーズとのホーム2連戦を迎えることとなる。7日のチーム練習後、カーHCは現状をポジティブに捉えていた。

「NBAのシーズンでは、少しばかり脱線することも何度かあるものなんだ。それが最高のチーム、堅実な組織となるためには大きな部分であり、どのようにして切り抜けていくかは理解している」

 アウェー5連戦を「地獄の遠征」と評したトンプソンはこう話す。

「僕らはもっと緊迫感をもってプレーする必要がある。昨年僕らは長いシーズンを駆け抜けた。でもそれはもう終わったんだ。フル回転してチャンピオンシップレベルのバスケットボールをプレーする時が来たということ。このチームの皆ならそうできると僕は期待している」

 気になるローテーションについては、5日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で今シーズン最長の37分45秒に出場して18得点4リバウンド2アシスト2スティールを残したジョナサン・クミンガを加える計画だと指揮官が話していたことから、キングス戦ではさっそく20歳のフォワードのプレータイムが伸びることだろう。

 昨シーズン、ウォリアーズは2月と3月にかけて2勝9敗のスランプに陥っていた時期もあるだけに、アウェー5連戦で全敗を喫した今回の経験を機に、昨シーズンの王者が再び白星先行へ好転できるか注目だ。