11月16日(現地時間15日、日付は以下同)。フリーエージェント(FA)のアイザイア・トーマスのインタビューが『Ball Don’t Stop』へ公開された。

 2011年のドラフト2巡目全体60位でサクラメント・キングスから指名された175センチ83キロの小兵は、持ち前の得点力と明るいキャラクターを持ち込み、キャリア3年目の2013−14シーズンには平均20.3得点6.3アシスト1.3スティールをマーク。

 その後フェニックス・サンズを経て2015年2月にボストン・セルティックスへ加入すると、シックスマンとしてプレーオフ進出に貢献。2015−16、2016−17シーズンにはセルティックスの先発ポイントガードとしてリーグ有数のスコアラーとなり、オールスターに2度、2017年にはオールNBAセカンドチームにも名を連ねた。

 だがそこからケガにも見舞われたことで成績は徐々に下降。昨シーズンはロサンゼルス・レイカーズ、ダラス・マーベリックス、シャーロット・ホーネッツで計22試合(うち先発は1試合)に出場して平均15.1分8.4得点1.3リバウンド1.5アシストを残したものの、現在は無所属となっている。

 トーマスにとって、セルティックス在籍時の2016−17シーズンに平均28.9得点を残したことが今でも尾を引いているという。

「平均30得点を取っていた僕と比較してくる。だからリザーブとして平均12得点を残しても、動きが鈍ったことになってしまうんだ。僕はプレーしても、そうでなくてもチームを助けることができる。けどそれはもう聞いてもらえないんだ」

 NBAの新陳代謝は激しく、トーマスがセルティックス時代のように1試合平均で20本近くのショットを放てる環境が容易できるチームはないだろう。

 先週にはFAのドワイト・ハワードが台湾のチームと契約を結んだほか、カーメロ・アンソニーやエネス・フリーダム、トーマスも台湾のチームが獲得を狙っていると16日にマーク・スタイン記者が報じていることから、今後NBAで実績を積んだベテランたちがこぞって海外リーグでバスケットボールキャリアを続けていく可能性もある。

 もっとも、33歳のトーマスは今でも自らの実力に自信をもっており、こんな言葉を発していた。

「僕にベンチスタートの役割を与えてほしい。そしたら18分で簡単に14(得点)4(アシスト)を残してみせる。僕ならインパクトを与えられる」

 ポイントガードは毎年魅力的な選手たちがリーグ入りしていることもあり、最も生存競争が激しいポジションと言っても過言ではない。トーマスのように実績のあるベテランガードでも、ディフェンス面で不利になってしまうこともあり、なかなか手が出せないのだろう。

 この先、トーマスは再びNBAのコートに立ってプレーできるのか。それとも、活躍の場を海外へ移してキャリアを続けていくことになるのか。今後の動向に注目していきたい。