12月3日(現地時間2日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンのインタビューが『Andscape』へ公開された。

 2012年のドラフト2巡目全体35位でウォリアーズから指名された男は、ローテーションプレーヤーからスターター、オールスター、優勝チームの主力へ成長を遂げ、キャリア10シーズンで4度も優勝したほか、オールスターに4度、オールNBAチームに2度、オールディフェンシブチームに7度選ばれ、2016−17シーズンには最優秀守備選手賞にも輝いた。

 そこでマーク・J・スピアーズ記者がウォリアーズ一筋11年目のグリーンへ、キャリアすべてをこのチームでプレーすることに関心があるかと問うと、グリーンはこう返していた。

「1つのチームでプレーしてきた連中の人数を見てみると、なんだか信じられないね。今のNBAを見てくれ。1つのチームで11年以上もいるのは5人しかいない。そのうち3人は俺たち(グリーン、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン)なんだ。すごく珍しいことだ。NBAには470、480人いるんだっけ?(本契約は各チーム15、計450人) 5人がそれぞれのチームに11年以上いることになる。すごいことだ。だから、もちろん俺はそのことに関心がある」

 現役NBA選手のうち、在籍11年目以上を迎えているのはウォリアーズのビッグ3、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビール、そして今シーズンで在籍20年目となったマイアミ・ヒートのユドニス・ハズレムの計6人。

 ウォリアーズではカリーが2025−26シーズン、トンプソンが2023−24シーズンまで契約下におり、グリーンは2023−24シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、グリーン自身がこれを破棄すれば、今シーズン終了後に制限なしフリーエージェント(FA)になる資格を手にすることができる。

 グリーンは「もしその機会があるなら、それを味わいたいものさ。でもこれがビジネスなんだということも十分理解している。そして最終的には、決断を下さなきゃいけない。ただ、俺としてはこのシーズン、そして勝つことにフォーカスしている」と、あくまで今シーズンに集中していると話していた。

 そのグリーンはここまで23試合に出場して平均31.1分8.6得点6.3リバウンド7.0アシストにフィールドゴール成功率55.9パーセント。3日のシカゴ・ブルズ戦では残り約2分に決勝弾となる貴重な3ポイントシュートをねじ込み、13得点9リバウンド10アシスト2ブロックと活躍し、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)に「彼は驚異的な活躍をしている。オールスター級のシーズンを送っているよ」と言わしめた。

 今シーズンのウォリアーズは2017、2018年以来、球団史上2度目の2連覇を目指して戦っている。6日のインディアナ・ペイサーズ戦を落としたことで、チームはウェスタン・カンファレンス10位の13勝12敗ながら、1位のフェニックス・サンズ(16勝8敗)とは3.5ゲーム差のため、まだまだ首位へ浮上する可能性は十分残されている。

 来年3月に33歳を迎えるグリーンにとって、来夏に制限なしFA、あるいはプレーヤーオプションを行使して2024年夏に制限なしFAとなれば、NBAキャリアで大型契約を結ぶ最後のチャンスになる可能性が高い。

 そのことについて、スピアーズ記者から心配しているかと聞かれると、グリーンは「いや、全く。俺には代理人(リッチ・ポール)がいる。ビジネス面でベストなエージェントがね。だからこそ、俺は敏腕エージェントをそろえているんだ。彼らがこのビジネスをまとめてくれるさ。俺はバスケットボールをする。それが俺の望むことなんだ」と発言。そして「あと4、5年はプレーしたい。俺にとってはそれで十分だ」と語っていた。

 昨シーズンまでの8シーズンで4度の優勝を飾ったウォリアーズにとって、グリーンは不可欠な選手なのは間違いない。ただ、このチームは今秋にアンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プールと高額な延長契約を締結しているだけに、グリーンの去就はこれから先も注目を浴びることになりそうだ。

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