12月24日、2日目を迎えた「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は、女子2回戦がスタートし、シード校が登場するとあって、多くのファンが東京体育館に詰め掛けている。

 難敵足羽(福井)を1点差で破った精華女子(福岡)。この試合で決勝シュートを決めた清水利祐子(3年)が「インターハイの1回戦で敗れたリベンジを果たしたい」と語っていた大阪桐蔭(大阪)との一戦が第1試合に組み込まれた。

 前半を6点ビハインドで折り返し、後半に勝負をかけたかった精華女子だが、第3クォーターのスタートから竹原レイラ(3年)に6連続ポイントを許すなど、大阪桐蔭にペースを握られてしまう。さらに服部渚(2年)、永井唯菜(3年)に速攻で入られ、一気に12連続失点を喫してしまった。その後は、梶原志保(3年)、三浦舞華(1年)が意地のシュートを決めるもリードを縮めることができず、精華女子はインターハイでのリベンジを果たせなかった。

「インターハイでは気持ちよくボールを回されて、ローポストの竹原にボールを入れられていたので、今日は外のディフェンスをハードにして、竹原にボールを入れないように指示した。前半はそれがうまくいったが、第3クォーターの出だしで竹原に立て続けにやられたので、ボールが入る瞬間に寄るディフェンスにチェンジしたが、そうするとアウトサイドに展開されてそこから攻めてくる。相手が1枚上手だったと思う。また永井さんにリバウンドをやられたのも大きかった」と精華女子の大上清司コーチは敗因を語った。

「最後は点差がついてしまい力の差はあったと思うけど、最後までキャプテンの梶原が声をかけて、戦う姿勢を貫いてくれたことはウインターカップの収穫」と、大上コーチは選手たちをねぎらう。「リバウンドやルーズボールへの対応など、ゲームライクに激しく練習してこないと全国では通用しない。それをインターハイで感じて、選手たちはそれを実践してきた。このウインターカップで40分やり抜いてくれたことも評価したいし、ベンチメンバーも頼もしくなって、チーム力もついたと思う」と、夏からの成長を十分に感じ取ったウインターカップだったようだ。

文=入江美紀雄