1月20日(現地時間19日、日付は以下同)。フランスのパリにあるアコー・アリーナで「NBAパリゲーム2023」が行われ、シカゴ・ブルズとデトロイト・ピストンズが対決し、ブルズが一度もリードを譲らずに126−108で勝利した。
2020年1月25日のミルウォーキー・バックス対シャーロット・ホーネッツ戦以来、約3年ぶりの開催となったこの試合では、会場に1万5885人もの観客が詰めかけた。
また、アービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)や両チームでプレー経験のあるリチャード・ハミルトン、ベン・ウォーレス(いずれも元ピストンズほか)、ジョアキム・ノア(元ブルズほか)、フランス出身のトニー・パーカー(元サンアントニオ・スパーズほか)といったセレブリティたちも観戦。NBAコミッショナーのアダム・シルバーや今年のドラフトで全体1位指名が濃厚なビッグマン、ビクター・ウェンバンヤマもおり、ゲームの合間にも盛り上がりを見せていた。
そしてこの試合で最も輝いたのは、フランス人の曽祖父を持つザック・ラビーン(ブルズ)。「ここの空気が僕にとっては良かったのかもね」と語った27歳のスコアラーは、ゲームハイの30得点に5リバウンド4アシストの活躍を見せた。
さらにデマー・デローザンが26得点9リバウンド5アシスト2スティール、ニコラ・ブーチェビッチが16得点15リバウンド6アシスト、アヨ・ドスンムが13得点をマーク。
一方のピストンズでは、ボーヤン・ボグダノビッチが25得点5リバウンド3アシスト、ハミドゥ・ディアロが17得点、サディック・ベイとジェイデン・アイビーがそれぞれ16得点、ジェイレン・デューレンが11得点12リバウンド2ブロックを記録。
両チームで唯一のフランス人としてこの試合に臨むも、フィールドゴール成功率15.4パーセント(2/13)で計4得点に終わったキリアン・ヘイズは「今夜勝利する側になれなくてちょっとイライラした」と悔やむも、ゲームハイの8アシストを残した。
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