“代表ウィーク”を終え、B1リーグは3月8日の第23節から再開する。レギュラーシーズン後半戦開始を前に、前半戦の個人成績を振り返る。まずは得点ランキングから見ていこう。

 ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)が1試合平均22.5得点で首位に立った。出場した37試合中、1ケタ得点に終わったのはわずか3度のみ。第4節第1戦にてシュート成功率100パーセントで30得点を挙げれば、オーバータイムに及んだ2月4日の試合ではキャリアハイ41得点を記録するなど、今シーズンも島根のエースとして活躍し続けてきた。得点に加え、1試合平均9.5リバウンド7.5アシスト1.6スティールと万能ぶりも光る。

 B1得点王に3度輝いた実績を持つ2位のダバンテ・ガードナー(シーホース三河)は、一時先発から外れる期間があったものの、同21.2得点でビュフォードに肉薄。3位のトレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ)、4位のニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)、5位のコティ・クラーク(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)までトップ5が同20得点オーバーをマークする。

 上位10人で帰化選手を除く日本人選手は18.5得点の河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)のみ。今シーズンから正式にプロ契約選手になった日本代表ポイントガードは、12月の宇都宮ブレックス戦で2試合続けてリーグ戦のキャリアハイを更新すると、1月にその記録を塗り替える39得点の大暴れを見せた。2月に行われた「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」のセミファイナルでは琉球ゴールデンキングスを相手に、9本の3ポイントシュートを含む45得点と圧巻のパフォーマンスを披露。日本代表戦での活躍も相まって、後半戦における注目選手の1人だ。

 出場試合数の関係でランキングに入らなかったが、デクアン・ジョーンズが同20.5得点、イヴァン・ブバ(ともに滋賀レイクス)が20.2得点をマーク。点取り屋2人が西地区8位に沈むチームを救えるか。また、後半戦はカイソット(広島ドラゴンフライズ)やカール・タマヨ(琉球ゴールデンキングス)といった新戦力のパフォーマンスも必見だ。

■得点ランキングトップ20※B1第22節終了時点
1位:ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)22.5得点
2位:ダバンテ・ガードナー(シーホース三河)21.2得点
3位:トレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ)20.6得点
4位:ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)20.5得点
5位:コティ・クラーク(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)20.3得点
6位:ブライス・ジョンソン(富山グラウジーズ)19.7得点
7位:ブロック・モータム(レバンガ北海道)18.7得点
8位:河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)18.5得点
9位:ジェロード・ユトフ(京都ハンナリーズ)18.4得点
10位:スタントン・キッド(秋田ノーザンハピネッツ)18.3得点
11位:ジョシュ・ホーキンソン(信州ブレイブウォリアーズ)18.3得点
12位:ディージェイ・ニュービル(大阪エヴェッサ)17.9得点
13位:ドウェイン・エバンス(広島ドラゴンフライズ)17.3得点
14位:ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)17.2得点
15位:クリストファー・スミス(千葉ジェッツ)17.0得点
16位:ケビン・ジョーンズ(サンロッカーズ渋谷)16.9得点
17位:ライアン・ケリー(サンロッカーズ渋谷)16.7得点
18位:ニック・ケイ(島根スサノオマジック)16.3得点
19位:シェック・ディアロ(京都ハンナリーズ)16.2得点
20位:アレン・ダーラム(琉球ゴールデンキングス)16.0得点
※B1リーグ戦51試合(全試合数の85パーセント)以上出場の選手が対象

【動画】 ビュフォード、シュートを1本も落とさず“トリプルダブル”