3月8日(現地時間3月7日)、渡邊雄太所属のブルックリン・ネッツは敵地トヨタセンターに乗り込み、ヒューストン・ロケッツと対戦した。

 連敗を脱出し、2連勝中のネッツは、ロケッツとの一戦に、ミケル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、ドリアン・フィニー・スミス、スペンサー・ディンウィディー、ニコラス・クラクストンが先発出場した。

 第1クォーターは、ロケッツペースで試合が展開され、ネッツは追いかける形。ジェイレン・グリーンに豪快なダンクショットを許したが、ブリッジズが放ったミドルシュートのリバウンドから、フィニー・スミスがダンクシュートを決め喰らいついた。それでも、グリーンに残り約3秒でタフショットを決められ、27−32と5点ビハインドで第2クォーターへ。

 第2クォーターはセス・カリー、ロイス・オニール、ジョー・ハリス、ジョンソンなどを中心に、外角から効率よく得点を重ね、13−0のランで逆転に成功。アルペラン・シェングンの個人技に苦しんだものの、ブリッジズのブザービーターもあり、59−54とリードで試合を折り返した。

 第3クォーターも勢いは続き、ブリッジズのパスからクラクストンがブロックの上から豪快なアリウープを叩き込む。シェングンのターンアラウンド、グリーンのスラムダンクなど相手に好プレーも許したが、ディンウィディーのフローターでバスケットカウントに成功。攻撃の手を緩めることなく、リードを保ったまま60−54で最終クォーターに向かった。

 第4クォーターは開始早々にブリッジズがタフショットを沈めると、3ポイントシュート、バンクショットなどで一挙13得点の活躍。ケニオン・マーティンJr.からテクニカルファウルを受けたカリーがフリースローを確実に決めて、ネッツが118−96で3連勝を飾った。

 大型トレード後、連敗が続いていたネッツだが、ブリッジズが3試合連続の30得点越えを達成したほか、ディンウィディー23得点4アシスト、クラクストンが18得点13リバウンドをマークし、チームのアジャストの成功を予期させる連勝更新となった。なお、渡邊に出場機会はなかった。

■試合結果
ブルックリン・ネッツ 118−96 ヒューストン・ロケッツ
BKL|27|32|33|26|=118
HOU|32|22|24|18|=96