3月11日(現地時間10日)、渡邊雄太所属のブルックリン・ネッツは敵地でミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。
10日のミルウォーキー・バックス戦は113−118で惜しくも黒星となったネッツ。ウルブズ戦の先発には、スペンサー・ディンウィディー、ドリアン・フィニー・スミス、ミケル・ブリッジズ、ニコラス・クラクストン、キャメロン・ジョンソンが名を連ねた。
クラクストンのアリウープダンクで得点をスタートしたネッツは、続けてブリッジズやディンウィディーらが3ポイントシュートをヒット。セス・カリーもジャンプシュートをテンポ良く沈めていき、最初のクォーターを26−33と7点差で終えた。第2クォーターでは2ケタ点差に広げられる場面もあったが、ブリッジズが高い決定力でゴールを奪い、60−68と8点差を追いかける形でハーフタイムに突入している。
迎えた第3クォーター、開幕の連続3ポイントシュートで一気に6点を追加すると、華麗なパスワークからの長距離砲も決まり、流れは徐々にネッツに傾き始める。終盤ではジョンソンが長距離砲やフリースローで得点を量産し、97−88と9点をリードして試合は最後のクォーターへ。
第4クォーターは一進一退の攻防が続き、終盤までどちらに転ぶか分からない大接戦に。残り約1分半にロイス・オニールが貴重な3ポイントシュートを沈めるも、直後にフリースローを2本決められ、112−111と1点のリードに戻されたネッツ。ウルブズのオフェンスを守り切り、2本のフリースローも成功して勝利が目前と思われた矢先に同点となる3点弾を決められてしまい、114−114で試合の行方はオーバータイムに持ち越される。
延長戦ではディンウィディーがジャンパーやレイアップで得点をけん引し、終盤にはブリッジズとフィニー・スミスが立て続けに3ポイントシュートを成功。最後はウルブズの攻撃を止めて2度目のオーバータイムは許さず、最終スコア124−123でネッツが白星を獲得した。
激闘を勝利で飾ったネッツは、ブリッジズが34得点6リバウンド、ディンウィディーが29得点11アシスト、オニールが12得点15リバウンドをマーク。渡邊はベンチ入りも、試合に出場することはなかった。
■試合結果
ブルックリン・ネッツ 124−123 ミネソタ・ティンバーウルブズ
BKN|26|34|37|17|10|=124
MIN|33|35|20|26|9|=123