■琉球ゴールデンキングスvs仙台89ERS(@沖縄アリーナ)
GAME1:3月25日18時5分、GAME2:3月26日18時5分
琉球ゴールデンキングスは前節、京都ハンナリーズに苦しみながらも86−80で逆転勝利を収め、11連勝を飾った。前半に13点のビハインドを背負ったが、第3クォーターにジャック・クーリーの11得点、4本の3ポイントシュートなどで29−14と逆襲。小野寺祥太の好守も効き、第4クォーターは14本中10本のフリースローを決めて、ファウルゲームから逃げきった。
しかし、前々節の信州ブレイブウォリアーズ戦GAME2に続き、前半の試合運びは苦戦しているだけに修正したい。京都戦ではターンオーバーも8個を数えた。また、加入間もないアジア特別枠選手のカール・タマヨと外国籍選手2名を先発起用する布陣をより機能させられるか。勢いづく仙台89ERSを止めるためにも、アレン・ダーラムによるラショーン・トーマス封じも必要になるだろう。
対する仙台は前節、アウェーに乗り込み、24連勝中の千葉ジェッツを88−77で撃破。激しいディフェンスを武器に、相手のフィールドゴール成功率を35.4パーセントに抑え込んだ。また、オフェンスでは先発の寒竹隼人が12得点を決め、2本のブロックショットも炸裂。復帰4戦目のラショーン・トーマスは23得点を挙げて、41点を稼いだベンチポイントをけん引し、全員で強豪を下した。
そんな仙台にとって、琉球とB1で戦う公式戦は2016−17シーズン以来6シーズンぶり。藤田弘輝HCをはじめ、金城茂之AC、寒竹、小寺ハミルトンゲイリーの4人は古巣戦となる。3連勝中のチームは、前々節の三遠ネオフェニックス戦でもターンオーバーから2ケタ得点に結びつけているように、堅守からの攻撃に磨きがかかる。強豪を再び苦しめ、今シーズン初の4連勝を達成できるか注目だ。
文=大橋裕之
■ロスター
・琉球(HC:桶谷大)
須藤春輝※ユース育成特別枠
ジョシュ・ダンカン
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
松本礼太
平良宗龍※特別指定
岸本隆一
松脇圭志
田代直希
今村佳太
カール・タマヨ
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利
・仙台(HC:藤田弘輝)
小林遥太
小寺ハミルトンゲイリー
岡田泰希
澤邉圭太
寒竹隼人
青木保憲
渡辺翔太 ※インジュアリーリスト
渡部琉 ※特別指定
ジャスティン・バーレル
ラショーン・トーマス
田中成也
加藤寿一
ネイサン・ブース
片岡大晴