4月30日、各地でB1リーグ第35節が開催され、川崎ブレイブサンダースが富山グラウジーズとアウェーで対戦した。

 第1戦に76−95で敗れた川崎は、第1クォーターから藤井祐眞が3本の3ポイントを含む11得点と奮起すると、前田悟も3本の3ポイントを沈め、28−19とリードを奪う。さらに、続く第2クォーターでは、篠山竜青と納見悠仁がそれぞれ2本の長距離砲を決め、50−39と川崎がリードを広げて試合を折り返した。

 しかし、迎えた第3クォーターではB1残留へ向けて負けられない富山の反撃を受ける。川崎はニック・ファジーカスを中心に得点を重ねるが、マイルズ・ヘソンに11得点を奪われると、終盤に猛追を受け、66−64で最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、開始からノヴァー・ガドソンの得点で富山に同点とされる。それでも、前田が連続3ポイントを決めて川崎がリードを守ると、中盤には再び前田、さらに藤井のアウトサイドシュートがヒット。この10分間で4本の3ポイントを含む15得点を挙げた前田の活躍で、最後は川崎が突き放し、100−79でリベンジを果たした。

 勝利した川崎は、前田が8本の3ポイントを含む28得点、ファジーカスが22得点6リバウンド10アシスト、藤井が5本の3ポイントを含む21得点9アシスト、ジョーダン・ヒースが13得点7リバウンドをマーク。チーム全体では、51.4パーセントの高確率で計18本の3ポイントを沈めた。

 一方の富山は、ヘソンが22得点7アシスト、ガドソンが19得点6リバウンド、ジョシュア・スミスが14得点14リバウンドと奮闘するも、今シーズン最後のホームゲームで1勝1敗となった。

■試合結果
富山グラウジーズ 79−100 川崎ブレイブサンダース(@富山市総合体育館)
富山|19|20|25|15|=79
川崎|28|22|16|34|=100

【動画】川崎のシューターが絶好調! 第1クォーターから躍動した前田