■広島ドラゴンフライズvs琉球ゴールデンキングス(@広島サンプラザホール)
GAME1:5月6日14時 GAME2:5月7日13時5分
前節の広島ドラゴンフライズは、島根スサノオマジックを相手に先勝した。寺島良が15得点を挙げたほか、3試合の欠場から復帰した辻直人も11得点で勝利に貢献。第2クォーターで相手を7得点に封じたのが効いた。しかし、GAME2は逆に第1クォーターでわずか5得点。その後もリードを広げられ、22点差の完敗を喫した。名古屋ダイヤモンドドルフィンズが連勝したため敗戦数で並び、勝利数が1つ少ないことから西地区4位に後退。最終節にすべてがかかる。
琉球ゴールデンキングスは、このところ上位に土をつけていた大阪エヴェッサに対し、2戦を通じてディフェンスが機能して連勝。GAME2は86得点を挙げたが、75得点だった初戦のほうが得点バランスは良く、牧隼利があと1点取っていれば2ケタ得点が6人にのぼるところだった。勝率で並び、対戦成績で上回っていた島根と1ゲーム差がついたことで、今節は仮に連敗しても島根が1つでも敗れれば、6シーズン連続の西地区優勝が決定。リーグ全体2位で「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022−23」に進むことになる。
広島は地区3位、ワイルドカード1位になった場合、翌週のチャンピオンシップクォーターファイナルでも琉球と対戦する可能性がある。第5節で勝っているとはいえ、ここでも白星を挙げて自信を深めておきたいところだ。敗れた第23節は3ポイントシュートを50パーセントの成功率で16本被弾。なかでも、6本成功の岸本隆一と4本成功の今村佳太への警戒は決して怠ってはならない。
文=吉川哲彦
■ロスター
・琉球(HC:桶谷大)
ジョシュ・ダンカン
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
松本礼太
岸本隆一
松脇圭志
田代直希
今村佳太
カール・タマヨ
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
カイ・ソット
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ