新潟アルビレックスBBは5月8日、川村卓也が2022−23シーズンをもって退団することを発表した。同日付けでBリーグの自由交渉選手リストに公示された。

 現在37歳の川村は、193センチ90キロのシューティングガード。2005年からオーエスジーフェニックス(現三遠ネオフェニックス)、リンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)、和歌山TRIANS、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋(現名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、横浜ビー・コルセアーズ、シーホース三河、西宮ストークスを渡り歩き、2022−23シーズンは練習参加を経て2023年3月に新潟と契約を結んだ。2試合に出場したものの、3月30日に全治4週間の負傷が発表。その後は出場機会がなかった。

 同選手はクラブを通じて、次のようにコメントした。

「今シーズンも新潟アルビレックスBBをサポートしていただいた、スポンサー様、パートナー様をはじめ、多くのアルビBBブースターの皆様に感謝します。ありがとうございました。個人的には、シーズン後半戦の大切な時期にチームに招き入れてもらい、わずかな時間ではありましたがアルビBBファミリーの一員として活動出来たことはなによりも嬉しく思います。皆さんの期待してくれる思いや楽しみにしてくれている声がとても多く届いていただけに、なによりもパフォーマンスで応えたかったというのが本音で、今はチームのB1残留に貢献できず本当に悔しい思いでいっぱいです。B2からB1の舞台に戻ってくることがそう簡単ではないことも理解していますが、それを実現させるパワーが歴史ある新潟にはあると、皆さんの歓声の力を肌で感じ、強くそう感じています。アルビBBは必ずB1の舞台に戻れると信じ、これからも変わらず新潟アルビレックスBBのサポートをしていただけると嬉しいです。自身のこの先のことは、まだ決まっていませんが、選手としてやり遂げられなかった思いがまだ強いので、この悔しさを忘れず、しっかり心に留め、次に向けて準備したいと思います。今シーズンも皆様の熱いサポートありがとうございました」

 また、川上明代表取締役社長は「華のある選手であることは間違いないことであり、新潟アルビレックスBBのユニフォームに袖を通してくれたことに対してブースターと共に心から感謝申し上げます。残念ながら、思うような準備が出来ないままチームに合流したことで試合中に怪我をしてしまいましたが、あなたがアオーレのコートにいたことを私たちは忘れません。華麗なシュートを再びコートで決める日を楽しみにしています」と述べた。