5月11日(現地時間10日)にチェイス・センターで「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルが行われ、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズがゴールデンステイト・ウォリアーズとの第5戦に臨んだ。

 3勝1敗でセミファイナル突破に王手をかけたレイカーズは、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、ジャレッド・バンダービルト、アンソニー・デイビスが先発に名を連ねた。レイカーズはスタートから相手に3ポイントシュート決められると、勢いそのままに5ー17と一時12点のリードを許す。しかしデイビスやレブロン、途中出場の八村塁らの得点により、28−32で最初の12分間を終えた。

 点を取り合う展開となった第2クォーターは、レブロンの3ポイントシュート(3/5)やデイビスのインサイドで得点を挙げリードチェンジの展開が続く。しかしステフィン・カリーの巧みなボールムーブからの得点を抑えられず、ウォリアーズに流れが傾く。終了間際にカリーのブザービーターが決まり、59ー70と11点のリードを許し試合を折り返した。

 前半終了時点でデイビスが18得点4リバウンド、レブロンが17得点、リーブスが7得点をマーク。八村は13分のプレータイムで4得点、2リバウンド、1アシストをマークした。

 11点ビハインドで迎えた第3クォーターは、レイカーズはインサイドを起点にアタックするもリングに弾かれ、ターンオーバーが続きスコアが止まる。一方速い展開に持ち込んだウォリアーズがリードを18点まで伸ばす。タイムアウト明け、レイカーズはトランジションからレブロンのパワープレー、デニス・シュルダーの3ポイントなどで得点し、82ー93で最終クォーターへ。

 第4クォーター残り5分25秒、リーブスの3ポイントシュートでついに点差を1ケタに戻したレイカーズだが、直後にカリーの3ポイントシュートを含む連続得点を受け再び点差は2ケタに。レブロンのプットバックやディーローの3ポイントで追い上げを試みるもデイビスの負傷退場もあり届かず、最終スコア106−121で敗れ、決着は第6戦に持ち越しとなった。

 レイカーズはレブロンが25得点9リバウンド3アシスト、デイビスが23得点9リバウンド、リーブスが15得点、ラッセルが15得点、デニス・シュルーダーが14得点をマーク。八村は20分の出場で4得点2リバウンドにとどまった。

 一方のウォリアーズはカリーが27得点8アシスト、ウィギングが25得点、グリーンが20得点を挙げるなど先発した5名全員が2ケタ得点を挙げ、第6戦につないだ。

■試合結果
ロサンゼルス・レイカーズ 106−121 ゴールデンステイト・ウォリアーズ
LAL|28|31|23|24|=106
GSW|32|38|23|28|=121

【動画】レブロンのディープスリーが決まる