5月13日（現地時間12日）にカセヤ・アリーナで「NBAプレーオフ2023」のイースタン・カンファレンス・セミファイナルが行われ、マイアミ・ヒートがニューヨーク・ニックスとの第6戦に臨んだ。

　試合開始から激しい攻防を繰り出す両チーム。ヒートはバム・アデバヨやジミー・バトラーらを中心に得点を挙げ、最初のクォーターを24−31と7点ビハインドで終える。第2クォーターでもアデバヨは好調を維持し、残り8分を切ったところで強烈なダンクを叩き込んでヒートが逆転に成功。以降は1ポゼッション差で進行していき、51−50とヒートが1点を先行して試合を折り返した。

　続く第3クォーター、ヒートはバトラーを中心に試合を組み立てると、ケビン・ラブやカイル・ラウリーらベテラン陣も要所で得点に成功。残り約40秒にはダンカン・ロビンソンが長距離砲を射抜き、74−71と3点リードで試合は最後のクォーターへ。

　第4クォーターは1点を争う激闘が続き、“闘将”バトラーがバスケットカウントやジャンパーでヒートをけん引。ラウリーも一瞬の隙を突いたスティールで流れを引き寄せ、残り1分でヒートが6点のリードを得る。直後に4失点を許す危ない場面も見られたが、最後はフリースローを沈めて勝負アリ。最終スコア96−92でヒートが勝利をつかんだ。

　4勝2敗でイースト決勝進出を決めたヒートは、バトラーが24得点8リバウンド4アシスト、アデバヨが23得点9リバウンド、マックス・ストゥルースが14得点6リバウンド3アシストをマーク。一方、ニックスはジェイレン・ブランソンが41得点4リバウンド3アシスト、ジュリアス・ランドルが15得点11リバウンド3アシストと気を吐いたが、第7戦に持ち込むことはかなわなかった。

■試合結果
マイアミ・ヒート 96−92 ニューヨーク・ニックス
MIA｜24｜27｜23｜22｜＝96
NYK｜31｜19｜21｜21｜＝92

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