◆オールラウンドな活躍を見せたレブロン「いくつかプレーメークして、効率良く、ハイレベルに守り、リバウンドで助けたかっただけ」

 ロサンゼルス・レイカーズは、5月13日(現地時間12日、日付は以下同)に迎えた「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦でゴールデンステイト・ウォリアーズを122−101で下し、4勝2敗でシリーズを制した。

 ホームのクリプトドットコム・アリーナで臨んだこの試合、レイカーズはレブロン・ジェームズ、ディアンジェロ・ラッセル、アンソニー・デイビス、先発起用されたデニス・シュルーダーがショットを決めて、試合開始から約4分半で18−7の猛攻を見せると、その後もオースティン・リーブスやロニー・ウォーカー四世、八村塁らが加点していき、一度もリードを許さずに完勝。

 2020年以来となるカンファレンス・ファイナル進出を飾ったレイカーズでは、レブロンが30得点9リバウンド9アシスト2スティール、リーブスが23得点5リバウンド6アシスト、ラッセルが19得点、デイビスが17得点20リバウンド2スティール2ブロック、ウォーカー四世が13得点、八村が9得点3リバウンド2ブロックをマーク。

 今シーズンは開幕5連敗、最初の12試合で2勝10敗と大きく出遅れたものの、レブロンとデイビスを軸に徐々に挽回。今年に入ってトレードで八村、ラッセル、ジャレッド・バンダービルト、マリーク・ビーズリーらを獲得して戦力を整えると、オールスターブレイク後にリーグベストの16勝7敗と突っ走った。

 ウェスト7位の43勝39敗でレギュラーシーズンを終えたレイカーズは、ミネソタ・ティンバーウルブズとのプレーイン・ゲームを延長の末に制して第7シードを勝ち取ると、プレーオフのファーストラウンドでは第2シードのメンフィス・グリズリーズを4勝2敗、そして昨シーズンの王者ウォリアーズも6戦の末に撃破。

「俺たちはロスターをアップグレードして俺と(デイビスの)周囲のバランスを良くすれば、俺はこのチームがランを見せることができるかもしれないという気はしていた」

 シリーズ終了後にそう語ったレブロンは、6戦で平均24.7得点8.8リバウンド5.5アシスト1.2ブロックの大活躍。『The Elias Sports Bureau』によると、レイカーズは1970−71シーズン以降、勝率5割からここまで離れた状況からカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったNBA史上4チーム目になったという。

 現役最長タイとなるキャリア20年目をプレーする38歳の大ベテランは、プレーオフの通算出場試合数(278)と勝利数(182)でNBA歴代トップに君臨するだけでなく、ウォリアーズとのシリーズを制したことでデレック・フィッシャー(元レイカーズほか/40度)を抜き、NBA歴代単独トップとなるシリーズ41勝目(11敗)という新たな金字塔も打ち立てた。

 このシリーズでもオールラウンドなプレーを見せた男は「俺はただいくつかプレーメークして、効率良く、ハイレベルに(相手を)守り、リバウンドで(デイビスを)助けたかっただけ。このチームがウィニングプレーを決めることを助けること。俺はそれがいくつかできたんだ」と振り返っていた。

 今年のポストシーズンで、レイカーズはプレーイン・ゲームを含めてホームでは7戦無敗。ウォリアーズは28シリーズ連続で、アウェーで最低1勝してきたのだが、その相手にも勝利を許さずに勝ち切ってみせた。

 レブロン、デイビスが率いるレイカーズがカンファレンス・ファイナルで対戦するのは、フェニックス・サンズを4勝2敗で倒したデンバー・ナゲッツ。両チームは2020年のカンファレンス・ファイナルでも対戦しており、この時はレイカーズが4勝1敗で突破して球団史上17度目の優勝を飾っている。

 NBAファイナルという頂上決戦への出場権をかけて競い合う両チームのシリーズは、17日にナゲッツのホーム、ボール・アリーナで幕を開けることとなる。

【動画】レイカーズがシリーズに決着をつけた第6戦のハイライト!