5月15日、船橋アリーナで「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022−23」のクォーターファイナルが開催され、東地区1位の千葉ジェッツがワイルドカード下位の広島ドラゴンフライズとの第3戦に臨んだ。

 第2戦に98−69で勝利した千葉Jは、富樫勇樹の3ポイントシュートで先制する。広島のケリー・ブラックシアー・ジュニアに2本の長距離砲を決められるが、ジョン・ムーニーが連続得点を奪うと、小川麻斗は速攻レイアップなどで得点。さらに、ヴィック・ローも立て続けにシュートを決め、21−15で第1クォーターを終える。

 続く第2クォーター、開始から広島のドウェイン・エバンスに得点を奪われるも、ムーニーや富樫の得点で千葉Jがリードを拡大。その後、エバンスと辻直人に長距離砲を決められるが、クリストファー・スミスが2本の3ポイントを沈めて応戦すると、41−30と2ケタリードで試合を折り返した。

 迎えた第3クォーターでは寺嶋良に10得点を奪われると、ブラックシアー・ジュニアにも得点を伸ばされ、広島に点差を詰められる展開に。連続10失点をする場面もあったが、富樫が10得点を挙げると、ローも7得点と続き、65−59と千葉Jが逆転を許さない。

 勝負の第4クォーター、序盤から佐藤卓磨がバスケットカウントを決めると、3ポイントも沈めて存在感を放つ。さらに、ムーニー、スミス、ローが要所でアウトサイドシュートをヒット。最後までリードを保った千葉Jが、96−91で負けられない一戦を制した。

 セミファイナル進出を決めた千葉Jは、ムーニーが24得点6リバウンド、富樫が19得点13アシスト、ローが19得点7リバウンド、スミスが12得点をマーク。

 一方の広島は、エバンスが26得点、ブラックシアー・ジュニアが20得点、寺嶋が18得点6アシストを挙げたが、惜しくも敵地で連敗を喫して今シーズンを終えた。

■試合結果
千葉ジェッツ 96−91 広島ドラゴンフライズ(@船橋アリーナ)
千葉J|21|20|24|31|=96
広 島|15|15|29|32|=91

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