10月1日、「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」の3x3バスケットボール競技(3人制バスケ)が最終日を迎え、U23女子日本代表が銅メダルを獲得した。

 同大会は9月25日から開催されており、男子はオヌ太郎(中央大学)、下川拓海(日本体育大学)、ジュウ イーサン龍英(フットヒル大学/ALPHAS.EXE)、田中晴瑛(駒澤大学/ALPHAS.EXE)がメンバー入り。女子は窪田真優、関ななみ(ともに日立ハイテククーガーズ)、伊森可琳(富士通レッドウェーブ)、花島百香(ENEOSサンフラワーズ)の4名が名を連ねた。

 男子は大会初戦でトルクメニスタン代表に勝利し、続くイラン代表には敗れたものの、韓国代表とモルディブ代表には白星。マカオ代表との準々決勝進出決定戦も制し、ベスト4入りをかけてカタール代表と激突したが、15−21で惜しくも敗戦となった。

 女子はグループリーグでネパール代表とカザフスタン代表に勝利し、チャイニーズ・タイペイとの一戦は12−15で惜敗。香港代表を下して準々決勝への切符をつかむと、セミファイナルでは中国と激突し15−21で黒星となった。それでも、3位決定戦では予選で1度敗れたチャイニーズ・タイペイにリベンジを果たし、見事銅メダルを手にしている。

 日本バスケットボール協会は大会に臨んだ選手たちのコメントを公式サイトで伝えており、伊森は「アジャスト力とリバウンドを改善できた」、窪田は「ディフェンスの遂行が勝利につながった」と勝因を分析。大会の振り返りも併せて、2人はWリーグ開幕についての意気込みを語った。

「3人制も5人制もオフェンスの駆け引きや一対一をしっかり守ること、ハードにディフェンスすることなど、そういうバスケの根本的な部分は変わらないです。自分の強みでもあるアグレッシブなプレーで、ルーキーらしいWリーグのシーズンを迎えたいです」(伊森)

「今大会は本当にコーチがいない状況での試合でした。自分たちでいろいろプレーを考え、試合中も自分たちで話し合って常に戦っていました。日立ハイテクではポイントガードなので、オフェンスの組み立て方や試合状況を見ながらゲームメイクをする部分では、今大会で得たいろんな経験をWリーグでも生かしていきたいです」(窪田)

 日本代表の試合結果は以下のとおり。

■「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」 3x3バスケットボール競技
・男子
グループリーグ
日本 19−15 トルクメニスタン
日本 13−22 イラン
日本 21−17 韓国
日本 22−7 モルディブ

準々決勝進出戦
日本 21−12 マカオ

準々決勝
日本 15−21 カタール

・女子
グループリーグ
日本 22−4 ネパール
日本 12−15 チャイニーズ・タイペイ
日本 7−19 カザフスタン

準々決勝進出戦
日本 22−14 香港

準々決勝
日本 19−16 韓国

準決勝
日本 15−21 中国

3位決定戦
日本 21−13 チャイニーズ・タイペイ