マイアミ・ヒートにとって、11月29日(現地時間28日、日付は以下同)にホームのカセヤ・センターで臨むミルウォーキー・バックス戦は、「NBAインシーズン・トーナメント」のグループステージ最終戦であり、準々決勝進出がかかった大一番。

 だが平均20.7得点5.0リバウンド4.0アシスト1.4スティールを誇るジミー・バトラーが足首のケガ、同22.9得点5.0リバウンド4.6アシスト1.4スティールを残すタイラー・ヒーローが足首捻挫、同7.3得点3.1リバウンド1.7アシスト1.3スティールを残すヘイウッド・ハイスミスが腰を痛めてそれぞれ欠場と、ベストメンバーで臨むことができない。

 この日ヒートはカイル・ラウリー、ジョシュ・リチャードソン、ダンカン・ロビンソン、ケビン・ラブ、バム・アデバヨを先発陣としてコートへ送り込んでいるのだが、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は、試合前の会見でケイレブ・マーティンに期待を寄せていることを明かしていた。

「ケイレブが向かっている位置を気に入っている。私はスタッツに視線を向けたり、ボックススコアにある数字を必然的に見ることもないんだ。とにかく彼の動きを見ている。私としては素早い動きが見たい。彼は究極のXファクターだからね。今の彼はずっといい動きを見せている。トレーニングキャンプでは見られなかったものなんだ」

 28歳のマーティンは、196センチ92キロのウイングプレーヤー。「NBAプレーオフ2023」のカンファレンス・ファイナルでは、ボストン・セルティックス相手にシリーズ平均19.3得点6.4リバウンド1.7アシストにフィールドゴール成功率60.2パーセント、3ポイントシュート成功率48.9パーセント、フリースロー成功率87.5パーセントの大暴れで「NBAファイナル2023」進出に大きく貢献。

 だがオフシーズンに負ったヒザのケガもあり、今シーズンは開幕2戦目から10試合連続で欠場。その後11月17日のブルックリン・ネッツ戦で復帰し、26日のネッツ戦ではシーズンハイの22得点7リバウンド3アシストの活躍を見せていた。

 この男がベンチから登場して活躍することになれば、スポールストラHCとヒートにとって非常に大きく、バックスを苦しめることができるに違いない。