2月19日(現地時間18日)、インディアナ州インディアナポリスで開催されている「NBAオールスター2024」は最終日を迎え、オールスターゲームが開催された。今年のオールスターではイースト対ウエストの方式となり、2018年以降のオールスターゲームで採用されていた各カンファレンスのキャプテンがドラフト指名でチームを編成する方式がなくなっている。また、各クォーターで得点をリセットし、第4クォーターを時間無制限のターゲットスコア制とするフォーマットも見直され、12分4クォーター制のレギュラーシーズン同様のフォーマットが採用されている。

 ウエストのスターターは、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)の5名。一方、イーストはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、デイミアン・リラード(バックス)、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)が先発を務めた。アデバヨは、負傷欠場となったジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の代替としてスターターに選出されている。

 イーストのハリバートンの3ポイントで幕を開けたオールスターゲーム。開催地をホームとするハリバートンが開始約3分半で5本連続の3ポイントを沈め、序盤から試合を大きく盛り上げた。ウエストも、ベンチ出場となったステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)がコートイン後のファーストタッチで3ポイントを沈め、レブロンも速攻から十八番のトマホークダンクを炸裂させ応戦。第1クォーターは、53−47とイースト6点リードで終えた。

 第2クォーター、ペイサーズで7シーズンを過ごしたポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)がコートイン。同じくベンチ出場のタイリース・マクシー(シクサーズ)やジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)が長距離砲を沈め、試合はイースト優位の展開が続く。中盤、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)がデュラントに対し“ナツメグ”(股下にボールを通し抜き去る行為)を披露する場面や、ヤングがハーフコートラインから長距離パスを放ちヤニスがアリウープを沈めるシーンなど、オールスターならではの光景が続くと会場が沸き上がった。前半だけでそれぞれ6本の3ポイントを沈めたハリバートンとリラードの得点も重なり、イースト15点リードの104−89で試合を折り返した。

 第3クォーターがスタートすると、前日3ポイントコンテストで連覇を達成したリラードが2連続で3ポイントを沈めると、ハリバートンもそれに続き3連続で3ポイントを成功させ、3ポイントの雨を降らせたイーストが最大27点差の大量リードを奪う。ウエストもジョージやギルジャス・アレクサンダーがやり返すと、両チームが互いに3ポイントを決め合う展開が続いた。終了間際には、負傷欠場のジュリアス・ランドル(ニックス)に代わり出場が決まったスコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)が2連続で3ポイントを沈め、160−136でイーストがリードを24点に広げて最終クォーターを迎えた。

 最終クォーター、追い上げを試みるウエストは、この試合50得点を記録したカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やカリーを中心にペースアップしたゲームを展開。しかし、イーストの3ポイント攻勢が止まらず、ハリバートンの3ポイントでイーストの得点はNBAオールスターゲーム史上初の200点の大台に乗った。試合終了間際にはリラードがハーフコートラインから3ポイントを沈め、最終スコア211−186でイーストが勝利した。

 勝利したイーストからは、11本の3ポイントを含む39得点6アシストを記録したリラードが、自身初となるオールスターMVPに選出され、「コービー・ブライアント・トロフィー」を受賞した。

■試合結果
イースト 211−186 ウエスト
イースト|53|51|56|51|=211
ウエスト|47|42|47|50|=186