2月17日、福岡市内のホテルにおいて、福岡第一高校バスケットボール部全国大会優勝・創部30周年祝賀会が開催された。

 福岡第一のバスケ部は、現在も指揮を執る井手口孝コーチが同校に奉職する前に、部を立ち上げようと同校の門を叩いたところから歴史がスタートしたという。1993年6月1日に部の設立が許され、30年の時間を経て高校バスケの強豪チームに成長。昨年のウインターカップ2023で4年ぶり5回目の優勝を達成した。

 また、この会ではコロナ禍で昨年行われなかった香川インターハイ優勝、U18日清食品トップリーグ初優勝のお祝いも兼ねての開催。井手口コーチのバスケの師と言える中村和雄氏(元秋田ノーザンハピネッツHC)を主賓に迎え、福岡県を中心としたバスケ関係者、大学、中学、高校の指導者、メディナなど、福岡第一バスケ部にゆかりのある人たちが、井手口コーチをはじめとするスタッフ、現役の選手たちを祝した。

 会では、同部OBで日本代表合宿に参加中の河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)がサプライズで登場。昨年のウインターカップでは大会アンバサダーとして盛り上げに一役買っていた河村が後輩たちのパフォーマンスを称えると、恩師の井手口コーチに対して、「今の自分があるのは先生のおかげです」と感謝の言葉を述べた。

 それを受けて井手口コーチは愛弟子に対して「心配したことがない選手。ある意味変わった人」と河村について言及。河村はパリオリンピックでの活躍を誓い、会場からも多くの激励の声があがった。

 その後、Bリーグに進んだOBたちのメッセージ動画や、30年前の1期生が当時の猛練習を振り返るなどして、会は終始和やかな雰囲気で進行。そして、最後にあいさつに立った井手口コーチからは、同部に携わった人たちへ感謝の言葉は贈られた。さらに、声を詰まらせながら、「卒業生、生徒の皆さん、福岡第一高校に来てくれて本当にありがとう」と発すると、会場からは万雷の拍手が沸き上がった。

 華々しい雰囲気の中、ビデオレターや激戦を振り返るビデオなどを学校関係者が編集するなど、手作り感も散りばめられアットホーム感も醸し出していた祝賀会。参加者は笑みをたたえながら会場を後にした。

文=入江美紀雄