◆ライトとイバカの飛躍で“鬼門”を乗り越えたラプターズ

 4月15日(現地時間14日)に行われたトロント・ラプターズとワシントン・ウィザーズによるファーストラウンド初戦。ラプターズは114−106で勝利を収めた。

 ラプターズにとって、プレーオフのシリーズ初戦は鬼門だった。というのも、2001年のイースタン・カンファレンス・セミファイナル、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとの初戦以降、一度も勝利していなかったからである。

 今季のラプターズは、フランチャイズ史上最高成績となる59勝23敗を挙げ、ヒューストン・ロケッツと並ぶリーグトップタイとなるホーム戦績(34勝7敗)をマークしていた。

 にもかかわらず、ラプターズのホームであるエア・カナダ・センターで迎えたシリーズ初戦。前半終了時には55−59とウィザーズにリードを許す苦しい展開だった。後半早々、デマー・デローザンの5連続得点で逆転したものの、ウィザーズに同点、そして逆転されるシーンもあった。

 第4クォーターで控えのデロン・ライトがこの試合で挙げた18得点のうち11得点を集中させ、この試合で23得点12リバウンドを奪ったサージ・イバカが貴重な追加点を挙げたこともあり、ラプターズは勝利を挙げたのである。

◆シリーズ突破に不可欠なオールスターデュオの活躍

 試合後、17得点6アシストをマークしたデローザンは、現地メディア『AP』へ「(シリーズ初戦は)終わったんだ。今は第2戦のことを考えている」と語り、翌戦へと切り替えていた。

 イースト制覇を狙うラプターズにとって、ファーストラウンドは早めに突破したいというのが正直なところだろう。

 しかし、11得点9アシストを残したラウリーは『The Washington Post』に対して、このシリーズに対してチームへ警笛を鳴らしていた。

 「あのチーム(ウィザーズ)は本当にいいチームだ。彼らは並みの第8シードではない」。

 レギュラーシーズンでは2勝2敗だった両チームだが、ウィザーズのベストプレーヤーであるジョン・ウォールが一度も出場していなかったことも考えると、ラプターズとしては決して油断してはならない相手だろう。

 毎年、プレーオフになるとオールスターデュオのラウリーやデローザンがシューティングスランプに陥る傾向があるだけに、ウィザーズとの初戦でベンチメンバーが42得点したことは、ラプターズにとって良い兆候と言っていい。

 しかしながら、ウィザーズとのシリーズを制するためには、やはりデローザンとラウリーの活躍が不可欠。4月18日(同17日)に行われる第2戦では、アウェーで1勝をもぎ取るべく、ウィザーズは必死に挑んでくるに違いない。ラプターズがホーム2連戦を連勝で終えることができるのか、目が離せない。