5日、YouTubeLIVEスーパーチャットプロレス団体『チョコレートプロレス』第11戦『ラストマン・スタンディング・マッチ 水森由菜vs藤田ミノル』が行われた。

 チョコレートプロレス(以下チョコプロ)はYoutube Liveでの配信を前提とした無観客団体であり、Youtubeの『Gatoh Move』チャンネルで配信中。旗揚げ戦には鈴木みのるが参戦し、その後も田中将斗や水波綾などが参戦している。

 今回藤田ミノルとのワンマッチを行う水森は、『トロピカル★ヤッホー』をキャッチコピーにチョコプロの姉妹団体でありさくらえみが代表を務めるプロレス団体『我闘雲舞』で2018年にデビューした女子プロレスラー。
 元々は声優を目指して上京した結果地下アイドル活動を2013年より行っており、我闘雲舞のアイドルユニット『おにぎりプロレス』と共演したことがきっかけでプロレスを初観戦し練習生に。デビュー半年でアジアドリームタッグ王者となり防衛を重ねたがレスラーとしては伸び悩み、我闘雲舞に藤田ミノルが参戦すると藤田の自分を曝け出すスタイルに感動し心酔し始める。

 この思いを見ていたさくらえみは、本来5月5日の大日本横浜文化体育館大会のメインで伊東竜二の持つデスマッチヘビー級王座に挑戦するはずだった藤田ミノルを「2020年5月5日に、最も注目されるプロレスラーは藤田ミノルだったと思っています。そして、それは藤田ミノルになるべきです」とチョコプロにオファー。
 藤田も「私にとっても大切な日だったので、トロピカルの鎧をぶち破りますよ」と意気込みを語り、水森も「コンプレックスや認められたいと思ってる自分に自信のない甘えてた部分を、誰も助けてくれない二人だけの試合で諦めたくない気持ちを出したい。今までだったら誰かを笑顔にしたいとか誰かのためにコメントしてたと思うんですけど、自分のためだけに戦います。好きになろうと嫌いになろうと構いませんからこの試合を見てください」と涙を流しながら訴えかけていた。

 水森は藤田が入場すると入口のシャッターを閉め、マットが敷かれた会場は完全な密室へ。ラストマン・スタンディングルールなためフォール・反則カウントなしの時間無制限。10カウントKOのみが勝利条件となるが、両者しっかりと握手し試合が開始される。

 グラウンドの攻防から藤田は壁に立てかけられたマットに水森を叩きつけてダウンを奪うが、水森は縄跳びを掴んで起き上がるとムチのように連打。たまらず藤田は窓を開けて場外に逃げると、水森を引きずり出して路上での場外戦へ。
 会場に戻った藤田は凶器の本当の使い方を教えるとばかりに縄跳び攻撃を仕掛けるが、逆に水森が急所攻撃から縄跳びで足を縛り、上半身も浮き輪で動きを封じてドロップキック。転がってダウンカウントを取られるが、なんとか逃れた藤田に水森は次々凶器攻撃を仕掛けていく。藤田は全てを受け止めるとチョップで返し、水森は凶器に頼らずエルボーやビンタを連打し身一つで立ち向かっていく。
 窓枠に飛び乗ってからのスリーパーや必殺のトロピカル☆ヤッホープレスを投下し、さらに師匠であるさくらえみの技であるさくらえみ80kgからの武者返しと果敢に攻めていくが、藤田は切り返すと垂直落下式ブレーンバスター。カウント9.5で立ち上がった水森に藤田はダメ押しのラリアットを叩き込み、最後はSAYONARAで突き刺して30分を超える戦いを征した。


 試合を終えた藤田は「まだ2年でしょ?日本のプロレスラーはだいたい10年もたなくて辞める人が半分ぐらいいるよ。そのたびに俺は悔しい。プロレスのことが何もわかってないままプロレス界を去っていく人材のことがすごく悔しい。だから、悩んだって仕方ないんだよ。いくらアイドルで悔しい思いをしたからって、プロレスラーはたったの2歳なんだよ。だからくよくよすんな。そして立ち上がれ。もうひと勝負だ」と、チョコプロらしくチョコレートをかけたジャンケン勝負を挑みこれにも勝利。
 笑顔でチョコを食べながら「見たかこれが現実だ。ドラマチックなことがそうそう起きてたまるか」と画面の外の視聴者にアピールし、「今日、素晴らしい経験ができた。でも今日みたいな試合が藤田の全てだと思うな。水森由菜の全てだと思うなよ。次回、今日見せれなかった水森と俺とのタッグで、見せつけてやろうじゃね―か。おい見てるかさくらえみコラ?何者に俺たちがなったかどうかは、さくらえみにぶつけてやろうぜ」とタッグ結成を示唆。
 これに水森も同調し「よくもお前のせいで私の良い人面がグダグダだよ!アイドルもプロレスも私のトロピカルヤッホーもだ!見てろよさくら!」と、師匠へ挑戦状を叩きつけた。

 この試合の様子は、YoutubeのGatoh Moveチャンネルの『ChocoProLIVE #11』にて無料で視聴が可能となっている。