東京女子プロレスが21日、東京・成増アクトホールで「TOKYO JOSHI 2021 WINTER〜LOVERS〜」を開催し、同団体最強のタッグを決める「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」2回戦4試合を行い、4強が出そろった。

 そのなかでも目を引いたのが、山下実優、伊藤麻希の九州コンビだ。2人は本格的にタッグを結成してからは日が浅いが、11日の東京・後楽園ホール大会では、NEO美威獅鬼軍(沙希様、メイ・サン=ミッシェル)を破り、自信を深めて同トーナメントにエントリーした。

21日の成増大会では前プリンセスタッグ王者の「白昼夢」(辰巳リカ、渡辺未詩)と対戦。「白昼夢」は抜群の連係をみせ、白昼夢エタニティを伊藤に決めた。さらに辰巳がミサイルヒップを狙うも、これをかわした伊藤がヘッドバット。山下が投げ捨てジャーマンへとつなぎ、伊藤が変型伊藤スペシャルで絞り上げると、たまらず辰巳はギブアップ。プリンセス・オブ・プリンセス王者の辰巳から勝利を奪う大きな白星で、準決勝進出を決めた。

 バックステージでは、伊藤が上福ゆきから考えてもらったというチーム名を「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」と発表。伊藤が「何より辰巳リカから取ったのは。何かが来てるな。もう優勝するしかない。注意すべきは享楽共鳴(中島翔子、ハイパーミサヲ)じゃないですかね。NEO美威獅鬼軍はつい最近倒したばっかなので、あそこはって感じ」とコメント。山下も「気を抜かず優勝ですね」と共に優勝を口にした。

 また、NEO美威獅鬼軍はBeeStar(舞海魅星、鈴芽)と激突。舞海組も奮闘したが、メイ・サンがサン・ミッシェルを決めて鈴芽にギブアップ勝ちしベスト4に進んだ。

 沙希様は「ウワサで聞いたけど、これトーナメントらしいわね。ワタクシたち知らなかったわ。上っていくと、ワタクシは常に上り調子だけれども、何があるのかしら。トロフィーですって? そんなものいらないわ。ワタクシたちは欲しいものは全部おカネで買えるわけ」と話した。準決勝を勝ち上がると1日2試合になるが、「問題ない?」との問いに、沙希様は「そうね。ワタクシはあんまり詳しいことはわからないけれど、アホピンクのフランスパンみたいなフェイスしたピンク(山下)と、もう一人名前何だったかしら。髪の毛が赤くて…(伊藤)。その方たちがいらっしゃるっていうのは聞いたから、ワタクシたちの美を刻みつけるにはちょうどいい機会なのかしらっていう感じ」と独特の表現で、この先の準決勝、決勝を見据えていた。

 そのほかの2回戦では、享楽共鳴がプリンセスタッグ王者の「爆れつシスターズ」(天満のどか、愛野ユキ)と相まみえ、中島がダイビング・セントーンで天満を沈めた。11日の後楽園で、シン・ウルトラショヲコ、ミサヲ組が「爆れつ」のタッグ王座に挑戦して敗れているが、中島は「後楽園の負けが私は悔しくないわけないんだよ! 今日は絶対に勝ちたかったんだよ! あ、あの日は私じゃないです。この調子で優勝しよう」とマイクアピール。

 さらに、乃蒼ヒカリと汐凛セナの若手コンビが、チーム東洋大(上福、桐生真弥)と対戦し、乃蒼がブリザード・スープレックスで桐生からフォールを奪い、殊勲の星を挙げて、準決勝にコマを進めた。「ここで自信がついたので、私たちはまだまだいきます。強敵がいっぱいいると思うんですけど、私は強敵が前に立ちはだかるのが大好きなので。楽しみつつ、優勝を狙っていきたいと思います」(乃蒼)。

 なお、大会終了後、3月6日、東京・練馬coconeriホールでの準決勝、決勝に向け、準決勝の組み合わせ抽選が行われた。NEO美威獅鬼軍は「相手が誰であれ、美を刻みつけるだけ」として欠席し、難波小百合リングアナが代理を務めた。その結果、準決勝はNEO美威獅鬼軍VS乃蒼、汐凛組、「121000000」VS享楽共鳴に決まった。