15日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to レスリングどんたく 2021』が開催され、KENTAとYOSHI-HASHIが棒をめぐる愛憎を深めた。

 現在、新日本プロレスではYOSHI-HASHIとKENTAと棒の三角関係が展開されている。
 棒とは、YOSHI-HASHIが2012年の凱旋帰国後から入場時に手にしている相棒であり、東急ハンズで仕入れたカーテンレール用の棒をYOSHI-HASHI自ら加工して作るこだわりの愛棒。「初めて試合を見る人にとっての目印になればいい」と基本的には入場時とアピール時のみに使われるものであり、約9年もの間YOSHI-HASHIをYOSHI-HASHIたらしめるアイテムとして親しまれてきた。
 そして以前よりYOSHI-HASHIに強い関心を抱いているKENTAは、YOSHI-HASHIを「ブス」と罵倒したり「ずっと棒の横にいらっしゃる人」と呼ぶなどまるで棒が本体かのような物言いをしたりとからかい続けてきたが、先月21日の仙台大会の試合後についに棒を強奪。そしてSNSにて「かねてより想いを寄せておりました棒さんとお付き合いすることになりました」と棒とともに写った笑顔のツーショットをアップして堂々の寝取り宣言。棒を「俺の女」と呼んでSNS含め所構わずイチャつく態度には元カレのYOSHI-HASHIも激怒しており、以降2人の間で棒をめぐる因縁戦が展開されてきた。

 この日の第3試合では、棚橋弘至&矢野通&後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvsEVIL&KENTA&高橋裕二郎&石森太二&外道の10人タッグマッチが実施。
 今月19日に迫るYOSHI-HASHIとKENTAの一騎打ち、20日の後藤&石井&YOSHI-HASHIvsKENTA&裕二郎&石森のNEVER6人タッグ王座戦、28日の矢野vsEVILのKOPW 2021戦のトリプル前哨戦とも呼べる試合となった。

 KENTAはこの日も入場時に棒とキスを交わしながら入場し、その熱愛ぶりを見せつける。
 試合が始まると、棚橋が圧倒的な実力差で外道を圧倒する中、矢野とEVILが暗闇戦に向けて黒頭巾を使った牽制戦を行い、王座戦を控える6人が場外戦を交えて激しくぶつかり合う。試合終盤にYOSHI-HASHIとKENTAの対面が実現すると、YOSHI-HASHIは逆水平チョップや低空ドロップキックを軸に激しく攻め立て、KENTAと一歩も引かぬ壮絶なエルボー合戦を展開するが、ラリアットをかわしたKENTAがローリング袈裟斬りチョップからのDDTでこれを制する。
 YOSHI-HASHIは、続く外道の攻めを耐えきってバタフライロックに捕らえ、試合は決着かと思いきや、ここで突如会場が暗転。明かりが戻ると首を押さえて倒れ込むYOSHI-HASHIとスポイラーズチョーカーを手にニタニタ笑うEVILの姿が。一転窮地となったYOSHI-HASHIだったが、矢野がEVILにローブローから黒頭巾を被せて排除するアシストを見せ、棒で殴りかかってくるKENTAをラリアットで撃退。さらに外道へ後藤との激烈一閃を見舞ってバタフライロックで捕らえ、タップを奪って勝利。

 試合後、YOSHI-HASHIはKENTAから棒を奪い取って仲間たちと勝ち名乗り。しかし、退場していくYOSHI-HASHIの背後からKENTAが襲撃。バックステージで暴行の末に棒を再び奪い取り、荒々しく去っていった。

 試合に勝って勝負に負けた形となったYOSHI-HASHIは「KENTA!ふざけんな馬鹿野郎、テメェ!クソーッ!」と頭を抱えながら絶叫して会場を後に。
 そして、ほんのひとときでもYOSHI-HASHIに愛棒を寝取り返された傷心からか、この日のKENTAは珍しくノーコメントで会場を後にしたが、その後自らのSNSに棒と熱いキスを交わす写真とともに「離さねぇって言っただろ」と投稿し、その蜜月ぶりを見せつけた。