23日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『UP TO EMOTION 2021』が開催され、世界ヘビー級王者・田中将斗とGHCナショナル王者・杉浦貴がダブル王座戦を行うことが決まった。

 この日のセミファイナルでは、“M‘s alliance”丸藤正道&田中将斗vs“杉浦軍”杉浦貴&桜庭和志のタッグマッチが実施。この試合は丸藤と、丸藤の持つGHCヘビー級王座への挑戦が決まっている桜庭の前哨戦として行われていたが、杉浦と田中の元・弾丸ヤンキース対決にも注目されていた。
弾丸ヤンキースは田中がZERO1で小幡優作とともに結成したユニットであり、後に杉浦も合流。田中と杉浦のタッグはNOAHに於いてはGHCタッグ王座の獲得、グローバル・タッグ・リーグで史上初の2年連続優勝を果たしてプロレス大賞ベストタッグ賞を獲得するなど数々の実績を持つ名タッグとして名を馳せた。
 後に2人とも弾丸ヤンキースから離脱して別々の道を歩んでいたが、田中が武藤敬司や丸藤正道らのユニット“M‘s alliance”のメンバーとしてNOAHに定期参戦するようになり2人に再び接点が生まれていた。

 この試合はそれぞれ得意とする打撃技をゴツゴツと打ち合っていく壮絶な肉弾戦に。
 丸藤の逆水平チョップに対して桜庭はモンゴリアンチョップで応戦し一歩も引かず真っ向勝負。そして杉浦と田中も互いに得意とするエルボー、左右のワンツーエルボーと打ち合っていき杉浦が優勢となるも、田中はヒザへのスライディングDで反撃。足に大ダメージを負って座り込む杉浦に正面からスライディングDを叩き込み、田中が杉浦から3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取った田中は「杉浦!久しぶりにやって楽しかったよ。団体の中でチャレンジャー探しとんのやろ?俺はZERO1のベルト持ってる。俺のベルトとお前のベルトかけてダブルタイトルでやらへんか?!俺はお前とやりたい。ウチの団体の1番のベルト持ってくるからよ、チャレンジャーとして名乗りをあげる!どうや?!」と自身の持つZERO1世界ヘビー級王座と杉浦の持つGHCナショナル王座のダブルタイトル戦をぶち上げ。
 これを正座で聞いていた杉浦は「負けたからなにも言えねえよ。ダブルタイトルマッチ?やるしかねえよなぁ!」と吼え、乗り気でこれを承諾。両者はしっかりと握手を交わした。

 バックステージに戻った杉浦は「相変わらずコンディション良く、組んでた当時と何も変わらない。元気だなあって」と田中との闘いを振り返り、今月11日に行った丸藤正道とのGHCヘビー級王座戦では団体のベルトの色分けのためにダブルタイトル戦にしなかったが、今回は他団体のベルトということでダブルタイトル戦にしたという旨を説明した。

 一方、田中は「やっぱ強いからこそやりがいがあるし、他団体に来てまで自分のとこのベルトをかけるってのは、俺は負けられへん闘いをここにいつもしに来とるからや。その前に杉浦貴が立つ。オイ!このこと、俺にとって願ったり叶ったりの状態だね。昔お互いがベルトを、どっちか持ってる時、2つ持ってるときにタッグタイトルやりたいなって俺は言ったけど、そのときは叶わへんかった。でもこの状況でベルト持ってる以上、俺が勝ってから言うのが一番手っ取り早いと思って、逃げられへん状態で俺がアピールしたんや」と杉浦とのダブルタイトル戦に向けて熱い気持ちを語った。

 大会終了後、NOAHより杉浦と田中のダブルタイトル戦が8月15日のカルッツかわさき大会にて行われることが正式発表された。