DDTプロレスのシングル最強を決めるリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」の第4戦が11月10日、東京・新宿FACEで開催された。Bブロックで出場しているKO-D無差別級王者・竹下幸之介はサウナカミーナの同志であるMAOを破り、2勝1分けで勝ち点5に伸ばして首位を守った。負けじと岡林裕二(大日本プロレス)もクリス・ブルックスを下して勝ち点5として、竹下との並走をキープした。

 竹下の優勢は揺るがないと思われたが、MAOは掌底、洗濯バサミといった矢野卓見師範から学んだエセ骨法殺法で攻め立てた。竹下が垂直落下ブレーンバスターからPlus Ultraに移行しようとすると、MAOはこの日、2度目の洗濯バサミであと一歩のところまで追い詰めた。なんとかこれを逃れた竹下は投げ捨てジャーマン、ザーヒーでダメージを与え、Plus Ultraをガッチリ決めてギブアップを奪った。

 予想以上に苦戦した竹下は「エセ骨法、なめてました。ヤバいわ。洗濯バサミ、久しぶりに気持ちよくなって落ちるって。彼が1年、2年ってエセ骨法をちゃんと自分のモノにしたとき、いよいよヤバいと思う。MAOにシングルで取られる絵が試合中一瞬だけ脳裏によぎりました。サウナカミーナでは上野(勇希)、勝俣(瞬馬)が持ってない武器を感じました。危なかったけど、今の僕もたぶん9年のキャリアのなかで一番強いから、常に彼らの壁であり続けないといけない。なめてました。次やったら分からないね」と振り返った。次戦は14日、大阪大会でのHARASHIMA戦になるが、「この1年の僕の進化が大きい。HARASHIMAさんも、ミスターDDTとしてぶつけてくるものがあるだろうし。僕もこの1年でDDTを強くしてきた自負があるので、そういうぶつかり合いができたらいい。あとはHARASHIMA、樋口(和貞)。しっかり勝って決勝に行きたいと思います」とコメント。

 一方、善戦したMAOは「完全敗北。何回やっても勝てないです。今日もちょっと勝てそうではあったけど、完全に勝てそうではなかった。でも今日の敗北はいつか大きい舞台で勝つための伏線だから。いつか大きい舞台で勝つ」と話した。

 また、岡林はクリスと壮絶なチョップの打ち合いを展開。長身のクリスの攻めに手を焼いたものの、ラリアットからゴーレム・スプラッシュを決めて3カウントを奪取して2勝目を挙げ、勝ち点で竹下と並んだ。

 岡林は「俺は負けたらいかんのや。初めてクリス選手とやったけど、パワーも技もあるし、強かった。ここで止まるわけにはいかん。優勝狙ってるから、もう落とせない。(次、14日の大阪で樋口戦だが?)もともとお相撲さんなんで当たりはすごいと思う。だけど、負けるわけにはいかん。小細工しようとは思ってない。正面から樋口を打ち砕く。絶対落とさない」と気合が入りまくりだった。

 Bブロックは、この日の結果により、竹下と岡林が勝ち点5で同点首位。これを勝ち点2で樋口、クリス、MAOが追っている。勝ち点0のHARASHIMAも3試合残しており、可能性は消えていない。