26日(火)17時よりマーベラスが記者会見を開き、5日後に迫った後楽園ホール大会の全対戦カードを発表。YouTubeでの生配信も行なわれる中、出場選手たちが意気込みを語った。

 長与千種「来たる5月1日、マーベラス6周年大会。後楽園で行なわれます。昨年は…その前年もそうですけども、コロナという脅威ですべての大会がなかなか前に進むことができなかったことが思い出されますが、徐々に落ち着きを取り戻して、そしてこの6周年大会を迎えられる運びとなりましたことを心から感謝いたします。ありがとうございます。どうぞよろしくお願い申し上げます」

『Marvelous6周年記念大会〜AAAWタッグリーグ決勝戦〜』
日程:2022年5月1日(日)
開始:11:30
会場:東京・後楽園ホール

▼第3試合・10分1本勝負
Maria
vs
川畑梨瑚(T-HEARTS)

長与「この2人を数ヶ月間、見ておりました。Mariaはマーベラス所属なので。この2人をですね、一言で言うと“合わせ鏡”のような感じかなと思いました。なんか似てるなと思ってた矢先にですね、同じ年にデビューしているということでした。そろそろここで自我を出してもいいんじゃないかなと思いつつ、先だっての4月15日『後楽園・還暦祭』で第1試合にラインナップさせて頂きました。その時の試合がですね、非常に熱いものを感じました。繊細でありながら自由、そして熱いものを感じた。もう1つ…何かが足りない、そういう気がしました。ここでお互いの主張をホントにぶつからせて、目いっぱいの試合をさせてみたいなという気持ちがありましたので、この試合を組ませて頂きました。ぜひ皆さん、応援してください。楽しみにしてあげてください。よろしくお願いします」

Maria「2018年に自分はデビューして、その2018年にデビューした人って他団体含めていっぱいいると思うんですよ。その中で川畑梨瑚は身長も体重も…そして雰囲気も性格も似てると自分は思うんですね。梨瑚を見てると鏡を見てるみたいで、なんかすごい悔しい気持ちになるんですよ。今1人でお互い闘ってきてるのも知ってます。だからこそ余計に“今、抜きんでなきゃいけない”と自分は思ってます。今ひと皮、2皮むけていかないと一生このままなんじゃないかなって思ってるので。だからこそ自分は前回の新木場大会で“5分以内に川畑梨瑚をつぶします”って言いました。でもこの言葉の中には、5分で本気につぶしにかかりますけど“その5分を耐えてみろよ”って思ってるので。信頼してるからこそ自分は全力で、本気でつぶしにかかりたいと思ってます」

川畑「前の団体を辞めて堀田祐美子選手のもとでこの2年間、たくさんいろんなものを経験させて頂いて、たくさん苦しい試合をしながらここまでやってきました。その中で“5分もあれば倒せる”って言われたことが1番悔しかったですね。同期って言ってましたけど、信頼も含めて5分で倒す…? 逆に“5分で倒される同期ってつまんないでしょ?”って自分は思います。同期だからこそできる試合があったりとか、意識してる部分だったりとか、そういうのを自分はこの試合でぶつけていきたいと思います。5分耐えきって、あとの5分で自分が全力でつぶしにかかります。“いつまでもおとなしくしてると思うなよ?”って思います」

長与「この試合は、2人には初めて言うんですけどビジョン(映像)が出ます。前回の新木場でMariaが言ったように10分1本勝負で、10分からのカウントダウンが始まります。時間の経過はお客様も会場で見ることができます。それぐらいの覚悟を持って2人には挑んでほしいと思います」

――カウントダウンの表示が試合にはどのように影響する?
Maria「上等だと思います。5分っていう区切りが自分たちの目にもハッキリ見えるということで、自分はビジョンを見なくても5分以内でやるつもりでしたけど、逆に燃えます。5分以内に仕留めてやろうという気持ちに、さらになっています」
川畑「初めての試みだと思うんですけど、Mariaは5分以内でって言ってるので、その5分を耐えきった後のMariaの顔…そのあせった顔も楽しみにして頂けたらなと思います」

――互いに似ていると思う部分は?
Maria「あくまでも自分の意見ですけど、3期生としてデビューした中で、ほかの3期生が前に出ている状況だったりとか、自分はどこか自分で一歩下がって物事を見たりとか。そういうタイプの人間だったんですけど、実際どうかは知らないですけど同じニオイを感じると思ってます」
川畑「そうですね、自分がデビューしてMariaがデビューした後、すぐにいろんな方から“そっくりだよね”っていう話はすごい入ってたんですけど、性格は…今Mariaが言うように自分も一歩引くところがあると思いますけど、この試合で“そうじゃないんだよ”っていう自分もMariaに見せたいと思います」

▼メインイベント AAAWタッグ王座決定戦 30分1本勝負
【Aブロック優勝/黒凰蝶】伊藤薫(フリー)/渡辺智子
vs
【Bブロック優勝/青木と門倉】青木いつ希(ショーンキャプチャー)/門倉凛

渡辺「『黒凰蝶(クロアゲハ)』はたぶん私が伊藤と組んで、私が一緒にいたからここまで来れただけであって。別にあなた(伊藤)は関係ないですね」
伊藤「いやいや違いでしょ?(苦笑)」
渡辺「棚ボタ的な感じで決勝に行って…ラッキーですよね?」
(2人の意見が噛み合わず)
伊藤「渡辺はこういうふうに言ってますけど、ベルトを巻いてこそホントに棚ボタじゃない実力の世界だと思うので。ベルトを巻くことはもちろん、渡辺が調子に乗らなければ…」
渡辺「いつもと一緒です! だからここ(決勝戦)まで来たんです」
伊藤「渡辺が暴走しないように目を光らせて、しっかりと調教しながら…」
渡辺「調教!? 」
伊藤「このベルトを自分たちの手に入れたいと思います。私はちょっと縁がなかったベルトなんですけど、歴代の先輩方がたくさん巻かれているみたいで。大先輩の北斗選手や私たちが憧れたクラッシュギャルズ…」
渡辺「あ! クラッシュの次はクロアゲハですよ(笑)」
伊藤「いい加減にしろよ!(苦笑)。(笑いをこらえる長与に対し)長与さんは乗らないでください。とにかく私たちは“いつも通り”じゃなくて、渡辺智子を調教しながらしっかりした…勝つことが1番なんですけど、このベルトを獲ってホントの女子プロレスのすごさを見せていきたいと思います」

青木「『青木と門倉』がこのAAAWタッグリーグ決勝戦、やってまいりました!! リーグ戦の途中、本当に正直…あやういと思う瞬間あったんですが、私が『ゴーカイレッド』に敗北を喫した時、最終戦で私たちが勝ったけれども結果がわからなかった時…一瞬、不安になりもしましたが! でも今『青木と門倉』はここにいます!! 後楽園ホール大会、決勝戦の地に立っているのは『青木と門倉』です。今まで組んできて、これも運。言うなれば“棚ボタ”ってヤツだと思います。私たちは棚ボタを味方につけて1度ベルトを巻いた2人ですから、この勢いのまま2人の腰にこのベルトを巻きたいと思いま〜す!!」

門倉「今回このタッグリーグ…正直に言うと勝ち上がれるとは思ってませんでした。たださっき青木選手が言ったように、自分たちが運を味方につけたんじゃないかなと思います。ホントにラッキーだと思います、これは。そして今、目の前にあるAAAWのタッグのベルト…このベルトは『Road to GAEAISM』で復活した大事なベルトで、歴代の先輩方は本当にすごい方ばかりなので。私たちはここでクロアゲハのお2人に勝って、名を残していきたいと思います。青木選手がいたからここまで勝ち上がれたと本当に思っています。心強いです。なので『青木と門倉』というタッグを皆さんに認めてもらいたいと思います。ここでしっかり結果を残します」

――今回のタッグリーグについて。
長与「不思議な感じになってしまったんですけど、渡辺選手そして青木選手、似てますね。ホントは非常にマジメにやってると思います。伊藤選手と門倉選手、とても実は分析型のタイプなんだと思いますが、ホントに前回の新木場でもそうだったんですが(同点になって)サドンデスとか…いろんなモノが生まれるんじゃいないかなと思ってたんですけど、運もホントに大きなチャンスになりますので、百戦錬磨というよりも一千戦錬磨の選手たちです。千の単位の選手たちなので、どう挑んでいくかしっかりと見届けたいと思いますし、逆にこの2人(伊藤&渡辺)が調子を上げてくると1番怖いと思うので。そこが出てくるんじゃないかなと期待をしながら…大丈夫だよね?」
渡辺「大丈夫です!」
伊藤「オマエが言うな!(苦笑)」
長与「しっかり、かかっていかないとヤバイから」
青木「任せてください!」
長与「ホントに(勝負の行方が)わからないので、しっかり見守りながら楽しみにしていきたいと思います」

――ベルトへの思いは?
渡辺「私、このベルトはあまり知らなくて、全女がすごい大変な時にGAEAさんが立ち上がって…全然知らなかったので申し訳ないんですけど。さっき“ホントマジメにやらないとブッ殺すよ?”ぐらい言われたんですよ。それで歴代の選手の方たちを聞いた時には背筋がピンとなりました。私たちも古い人間ですけど、私たちもWWWAを巻いてきた人間なのでやる気はあります、かなり。そして“いつも通り”やるだけです」

青木「タッグリーグが開催される時の記者会見で長与さんが、そうそうたる歴代のチャンピオンの方々の名前を読んでくださったんですが、聞くだけ絵で震え上がるほどの伝説のタッグチームの皆さんがいらっしゃり…そんな歴史のあるタッグのベルトに『青木と門倉』。どこから出てきたのかもわからないような雑草のような女が、凛ちゃんと一緒に名を刻めるというのはとんでもなく光栄なことだとおもっているので。絶対にこのベルトを巻き、名を残したいと思っております!」

――どのように攻略する?
門倉「自分はクロアゲハの前、『いとなべ』で後楽園ホールで試合させて頂いた時に、智子選手から勝ってるので。ある程度の攻略はできてます。ですが、智子選手が脱線した時が私にとってチャンスなんじゃないかなと思う部分はあります。そこを狙っていきたいと思ってます」
渡辺「私が脱線すればいいんですか?」
伊藤「ダメに決まってんだろ!」
渡辺「私、脱線したこと1度もないんですけど…」
伊藤「脱線だらけじゃん!」

▼セミファイナル AAAWシングル選手権試合・30分1本勝負
【王者】彩羽匠
vs
【挑戦者】優宇(EVE)

長与「優宇選手が1番最初にイギリスから帰国されて活躍されてる頃から、実はよくよく見ておりました。なぜか知らないですけど引っかかるモノがずっとありました。ある時ですね、会場で声をかけたことがあるんですね。とてもいい選手で実力もあり体もあり、技術もすばらしいです。なのに一歩…少し引いて見える。もっともっとガツガツしたらいいんじゃないかなと思ったことがありました。その時に彼女のほうから“彩羽さんの持ってるベルトに、いつか挑戦できるチャンスがあったらよろしくお願いします”ということを頂きました。前回の新木場大会の試合後、彩羽がタッグで決勝に行くことはできなかった。彼女がずっと望んでたことでもあります“タイトル(シングルのタイトル戦)をやってみたい”、その意向をリング上で聞いた時に“ここで1番最初にぶつけたい人は誰だろう?”と思った時に、優宇選手でした。彩羽としたらヘビーウエイトの選手はとても苦手意識があると思います。しかしそれ以上に、この闘いを一ファンとしても…女子プロレスを大好きなファンとしてでも絶対に見てみたいなという欲もたくさんあります。この試合はですね、1番叶えたかったのも実は私なのかもしれません」

彩羽「今回ホントに急きょAAAWシングルのタイトルマッチが決まったんですけれども、初防衛戦の相手が長与さんの推薦で優宇選手となりました。まぁ正直…“んっ!?”っていう自分の中で印象がありました。“対戦したことあったかなぁ?”と思った時に思い浮かばないし、脂の乗った選手だと思うんですけど…自分の中でもほぼ初対戦というイメージが強くて。タイトルマッチなので“引き出してやろう”とか“引っ張ってやろう”とかそういう気持ちじゃなくて、自分の試合にした上で勝ちたいと思います。最高の試合にしたいと思います。自分のステージにしたいと思います。そしてお客さんが納得いく試合をしたいと思います。AAAWでやりたいことたくさんあるので、それを叶えるためにも今回絶対負けられないのでガツガツ行きたいと思います。ホントに、ついてこれますかね? 動けますかね…?」

優宇「まず長与さん、推薦ありがとうございます。長与さんに以前“もっともっと前に出て行かないと、女子プロレス界では生きていけないよ”って言われたんです。自分でも薄々気づいていたけど、自分の団体が日本の団体ではないので。ファンの方からは“フリーと同じようなもんでしょ”って言われることが多くて。私がイギリスの『EVE』っていうホームがあることはフリーとは大きく違うんですね。EVEをもっともっと日本で広めたいし、イギリスでは1つしかない大きい女子団体なんです。それを日本に連れて来て日本でEVEの興行をするのが夢なんです。できるのは私しかいないですけど、それなりの自分の知名度がなきゃいけない。自分に必要なのはシングルのベルトだと思ったんですね。フリーになってEVE所属になって、まだシングルのベルトは1度も巻いたことがありません。シングルのベルトは悔しいけど人を選ぶと思うんですよ。もともとヘビーのベルトですよね? 彩羽選手にはちょっと大きいんじゃないかなと思うんですよ。私、今105kgあるんです。十分ヘビーだと思いませんか? あと3kg増やして煩悩の数にして大爆発させてやりますよ、リングを」

彩羽「あと5日で3kg増やす? そんなのただ太ってるだけじゃないですか。動けます?」
優宇「それはリングの上で見ればいいじゃないですか。あと3kg増やした上で会場盛り上げればいいんでしょ!? やってやるよ! シングルのタイトルマッチがメインじゃないってこと、私は引っかかってますよ、長与さん」
長与「はい。今回は急きょのお願いをさせて頂きました。AAAWのタッグのリーグ戦をやっておりましたので…。優宇さんがチャンピオンになったあかつきには必ずメインで…とも考えられますのでよろしくお願い致します。私マーベラスの会社の代表ですけどプロレスファンです。楽しいプロレス、おもしろいプロレス、ガチガチのプロレス…すべてのプロレスのファンの代表だと思ってますので。オタクです、私。この闘いが見たいです。どっちの味方もしません」

(2人が認定証に調印)

――初防衛戦を迎えるまでの気持ちは?
彩羽「タッグリーグがあって本気でこの後楽園、メインでタッグベルトを獲って2冠になる気でいたので。2冠になるための期間としてやってきたので、こないだも(決勝に)上がれないと思った瞬間にすぐ、自分はチャンピオンだからタイトルマッチがしたいって思いました。いつでもだれとでもタイトルマッチしていきたいです。いっぱい女子プロレス界にベルトがありますけど、その中でどんだけ価値のあるベルトにできるか? “AAAWの試合ってヤバイよね”って“あのタイトルマッチ見てれば間違いない”って思わせるベルトにしていきたいので。常にコンディションも高めてるし、いつでもできるようにしてます」

――1月の後楽園大会でこのベルトを手にして、それからの3ヶ月間で気持ちの違いなどは?
彩羽「気持ちの違いっていうか常に自分はマーベラスのエースとしてやってきたので。責任感とかもちろんありましたけど、このベルトを持ってなんか“追われてる感”はすごく感じてるし、みんなの目つきだったりとかセコンドにいる選手の自分に対しての見方だったりとかは変わってきてるなって。ある意味、全員敵のように見えるし、そういう部分ではチャンピオンになったからドンと構えるよりも、常にヒリヒリしてる感じはありますね」

――シングルプレイヤーとしての自己主張について。
優宇「橋本千紘と優宇、『チーム200kg』の優宇…っていうのがやっぱりちょっと悔しいんですよね。これは最近芽生えた感情ではなくて、自分は誰かの隣りにいる付属品じゃないので。だからもっと前に出て何でもつかみに行きます! 獲ったベルトは世界中で防衛してきてやろうと思ってるので、このベルトをイギリスに持って行って防衛戦できるのってメチャクチャ夢ありませんか? このベルトを持って世界中を駆け回りたいと思ってます」

――これまでの試合とは様相が変わる?
彩羽「後輩と試合をしたら“いつもと違う一面が見れる”みたいなのを自分は課題にずっとしてたんですよ。けど、あんま後輩感がないというか…だからまた違った試合になるだろうし、常に緊張感のある試合をしていきたいし、自分も勝ち方にこだわりたいので。負けることはいっさい考えていないです。逆にウチがチャンピオンのまま行ってもいいけどね、そっちの団体に」
優宇「私は次の試合が約束されてない状況で毎日死にものぐるいで試合してるんですよ。リングで何か残さないと試合のオファーをもらえない状況なんです。このチャンスを簡単に逃すわけないでしょ? イギリスに行きたかったらどうぞ。でも私がそのベルトを持って、今年イギリスに帰ります」