8日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION 2022』が開催され、原田大輔&小峠篤司&YO-HEYがオープン・ザ・トライアングルゲート王座を戴冠した。

 NOAHとDRAGON GATEは選手の相互参戦が進んでおり、望月成晃(現:望月マサアキ)がNOAHでGHCタッグ王座やGHCナショナル王座を、EitaがGHCジュニアヘビー級王座を戴冠するなど乗り込んでいった先で結果を残すなど大きな話題を振りまいている。
 一見して平和的な交流に見えていたものの、今年4月頃から潮目が変わり、同月29日に開催されたNOAH両国国技館大会ではNOAHvsDRAGON GATEのバチバチの対抗戦が展開され、今年5月にはNOAHを契約満了で離脱したと主張するNOSAWA論外率いる“PERROS DEL MAL DE JAPON(以下、ペロス)”がDRAGON GATEに戦場を移しオープン・ザ・トライアングルゲート王座(※6人タッグ王座)を戴冠するなど互いの王座戦線に足を踏み入れた抗争へと発展している。

 そして、前日7日には史上初の他団体でのトライアングルゲート戦が行われ、ペロスのNOSAWA論外&Eita&鈴木鼓太郎が持つ王座を“STINGER”小川良成&吉岡世起&進祐哉が奪取。初の純粋な他団体流出という波乱も収まらぬ内にNOAHジュニア正規軍の原田大輔&小峠篤司&YO-HEYが挑戦名乗りを上げ、2夜連続のトライアングルゲート王座戦がNOAHのマットで行われることとなった。

 試合は、序盤から正規軍が流れるような連携で試合の流れを掴み進へ集中攻撃。そのまま決まってしまうのかと思われたが、吉岡の奮戦によって負のループから脱出。吉岡&進のコンビネーションと小川の熟練のラフファイトでじわりじわりと試合の流れを引き戻す。
 終盤には吉岡とYO-HEYのライバル同士のスピーディな攻防が展開され、YO-HEYがツイスト・オブ・フェイトまで決めるも決着には至らず。最後は吉岡と原田の対面となり、STINGER連携で集中砲火を浴びせていくものの、進のジャンピングハイキックが誤爆。その隙を見逃さなかった原田が片山ジャーマン・スープレックス・ホールドで吉岡から3カウントを奪った。

 吉岡は助け起こそうとする進&小川を突き飛ばして1人荒々しく退場し、バックステージでは「なんなんだ、おい!もうSTINGERなんかでやってけねえよ、一人でやってくからな」と吐き捨てるように語りSTINGERをさらりと離脱。

 その後、リング上には2日前まで王座を保持していたペロスの論外&Eita&鼓太郎が登場し、Eitaが「俺らのベルト返してもらうぞ。次の挑戦者は俺たちペロスだ!」と挑戦表明。原田も「やってやるよ!俺達は俺達のプロレスでお前らを倒す!そしてこのオープン・ザ・トライアングルゲートのベルトを防衛します!」と受けて立つ姿勢を見せた。

 バックステージに戻ったYO-HEYは「まさかNOAHに所属して、このDRAGONGATEさんのオープン・ザ・トライアングルゲート、このベルトが僕が巻ける日がくるみたいに本当に思ってなかったんで。本当に嬉しいし。当たり前にNOAHのベルトは嬉しいし、ありがたいですけど、これはまた違ったね、特別な思いを秘めたベルトですんで」と元DRAGON GATE所属選手としてひとしおの思いを語る。

 一方、王座陥落時には「DRAGONGATEのことなんか俺には関係ない。どうでもいいよ」と気だるげに語っていた論外は、バックステージで「俺の人生にとって大切なベルトなんだよ」と真摯な思いを語り、王座奪還への闘志を見せた。