14日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 SUMMER ACTION SERIES』が開催され、諏訪魔が8度目の三冠ヘビー級王座戴冠を果たし、自身の持つ最多戴冠記録を更新した。

 現在の全日本プロレスでは、2005年にTARUを中心に全日本で結成された極悪非道のヒールユニット“VOODOO-MURDERS”(第1期)が復活し再び侵略を開始している。
 元は今年3月の大田区総合体育館大会での“一夜限りの復活”ということであったが、久しぶりにVMの狂気に触れた諏訪魔には思うところがあった様子。全日本の専務就任、株式会社Evolutionでの女子プロレスラー育成プロデューサー就任など、人の上に立つ立場になったことなどから近年丸くなっていた諏訪魔はかつての“暴走”の魂を思い出してしまった。

 諏訪魔が当時保持していた世界タッグ王座や、長年守ってきたユニット“Evolution”を捨ててまでVMを選んだことで全日本の勢力図は一変。TARU、稔(田中稔)、歳三(土方隆司)らが参戦するようになり、各王座戦線に刺激を与えている。

 この日、諏訪魔は6月19日の大田区総合体育館大会で三冠王座を戴冠したばかりのジェイク・リーに挑戦。
 序盤から場外戦へと引き込んでジェイクを痛めつけ、セットしたテーブルを“ちゃぶ台返し”の要領でジェイクの顔面に叩きつけるという頑固親父殺法も炸裂。その後はDDTやラリアットを中心に首へのダメージを蓄積させ、必殺のバックドロップへの布石を打つ。
 ジェイクも諏訪魔のイス攻撃をレッグラリアートで吹き飛ばし、「オーッ!」と拳を天に突き上げてからのバックドロップ、必殺のD4C(※垂直落下式ブレーンバスター)を決めるなど意地を見せるが、諏訪魔のセコンドに付いていた歳三がカウントを叩くレフェリーの足を引いて妨害し、稔がVM印のポリタンクでジェイクを殴打。
 諏訪魔はジェイクを投げっぱなしランニングパワーボムで叩きつけ、ラリアット、ドロップキック、バックドロップ、バックドロップホールドと怒涛の猛攻をかけて3カウントを奪取。
 VM時代以外の記憶をなくしているという諏訪魔にとっては初戴冠。実際には8度目の戴冠を果たした。

 諏訪魔「オジキ!勝ったぞオイッ!ジェイク、テメーいつも言ってたよな?『勝ったやつが正義だ』って。じゃあ俺が正義だろ?全日本プロレスは、VOODOO-MURDERSが正義なんだよ。ジェイク、お前負けたんだ。地獄へ落ちろ!この俺が最強だ!オイッ!」と叫び大会を締めた。

 なお、今大会では稔&歳三がアジアタッグ王座を戴冠。
 これにより、稔&歳三のアジアタッグ王座、歳三の持つGAORA TV王座、諏訪魔の三冠ヘビー級と全日本のベルトが3本もVMに集まる状況となっており、今後も全日本侵略の勢いは増していきそうだ。