18日、東京都・日本武道館にて『楽天チケット Presents 全日本プロレス50周年記念大会』が開催され、佐藤光留&田村男児がVOODOO-MURDERSの稔&歳三からアジアタッグ王座を全日本に取り戻した。

 現在の全日本プロレスでは、2005年にTARUを中心に全日本で結成された極悪非道のヒールユニット“VOODOO-MURDERS”(第1期)が復活し再び侵略を開始している。
 これによって稔(田中稔)、歳三(土方隆司)もVMの一員として全日本に再上陸し、アジアタッグ王座戦線へと電撃参入。全日本所属であったベテランが悪に染まって帰郷し、現在の全日本を支える若手世代と真向からぶつかる形の王座戦を制し、今年7月にアジア戴冠を果たした。

 この日は全日本プロレスのジュニアヘビー級の誇りを胸に持つ佐藤光留&田村男児のコンビがアジアタッグ王座に挑戦。2020年12月に行なわれた『Jr.TAG BATTLE OF GLORY』優勝と実績もあり、Evolutionの仲間としての絆が深い2人はVMからベルトを奪還してくれるものと全日本ファンから熱い期待を集めていた。

 試合は開始直後から男児がVMのラフ攻撃の餌食となる荒れた立ち上がり。光留がこれを救出するも、稔のVM印のポリタンクでの殴打、歳三がベルトで殴打と凶器攻撃。そのまま光留が捕まる苦しい展開が続く。
 なんとか稔に延髄斬りを叩き込んだ光留が男児につなぐと、男児は得意の各種ショルダータックル連打から俵返し。さらにデスバレーボムを狙うも着地した稔のハイキックを被弾してしまう。代わる歳三も荒々しい蹴りを連打して大暴れし、稔との連携からバズソーキックを叩き込んで男児を仕留めにかかる。男児が根性のキックアウトを見せると、歳三は雪崩式ブレーンバスターから三角絞め。稔はカットに来た光留へプロレスLOVEポーズを決めながらの足4の字固めで足止めする。
 男児はこれをなんとかブレイクしてみせると、稔のミサイルキックを歳三に誤爆させて隙を作りラリアットからデスバレーボム。これを返されると雄叫びを上げて気合を入れ、ダメ押しのデスバレーボムで叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、大喜びの新王者組のもとへ、“GUNGNIR OF ANARCHY”の立花誠吾&児玉裕輔が登場し、立花が「プロレスラーなら分かるよな?てめーらが今日取ったそのアジアタッグのベルトにこの俺と児玉さんに挑戦させろコノヤロー!」と挑戦表明。
 これを受けた男児は微笑みながら「いつでもかかってこい」と男児らしい温和で素朴な返答を贈った。

 バックステージに戻った光留は、「このベルトが何かわかるか?諏訪魔だよ!オメーに言ってんだよ!え?佐藤光留と、田村男児がとったベルト何かわかるか?アジアタッグのベルトだよ、VOODOO-MURDERSからとったんだよオイ。お前言ったな?負けたら土下座しろって。俺たち勝ったんだよ、オイ。諏訪魔、オメーの番だよ。オメーが土下座する番だよ!土下座をしてください。やれー!諏訪魔ー!アハハハハって感じだよ。えーおい!獲ったんだからよ!約束守れよ諏訪魔!」と王座戴冠の喜びよりもEvolutionを裏切ってVM入りした諏訪魔へ憎しみをむき出しに。

 荒ぶる光留に対し、男児は初の王座戴冠について「いやすごい、重みがありますねやっぱり。初めてのベルト、今までアジアタッグ、世界ジュニア挑戦してきて、一つもタイトル穫れなかったので、今日この日本武道館でとれたということはとても嬉しいです。嬉しいし思い入れもあります」と柔和な笑み。さらに「今日、初めての日本武道館で、アジアタッグのベルト獲りました。VOODOO-MURDERSから獲りました。ってことは、今日俺に負けた歳三、GAORAベルト持ってるな?GAORAベルト、GAORAベルトも、取り返したいと思います」と自信を付けた様子でさらなる王座獲得に意欲を見せた。