11日、東京都・後楽園ホールにて、プロレスリングNOAHとDRAGON GATEの合同興行『GLOBAL2days WRESTLE UNIVERSE presents GLOBAL DREAM』が行われた。

 NOAHとDRAGON GATEは選手の相互参戦が進んでおり、望月成晃(現:望月マサアキ)がNOAHでGHCタッグ王座やGHCナショナル王座を、EitaがGHCジュニアヘビー級王座を戴冠するなど乗り込んでいった先で結果を残すなど大きな話題を振りまいた。
 一見して平和的な交流に見えていたものの、今年4月頃から潮目が変わり、同月開催されたNOAH両国国技館大会、7月に開催されたDRAGON GATEの神戸ワールド記念ホール大会など両団体のビッグマッチで対抗戦が行われてきた。
 その後もリング上、SNS上などで両団体のバチバチの雰囲気は続いていき、11日には2団体が初の合同興行『GLOBAL2days WRESTLE UNIVERSE presents GLOBAL DREAM』を開催することが決定。当大会ではすべての試合で両団体の選手が対抗戦や交流戦といった形で出場することになった。

 今大会のメインイベントで行われたのは、清宮海斗&吉岡勇紀vs拳王&箕浦康太のタッグマッチ。
 清宮はGHCヘビー級王座、吉岡はオープン・ザ・ドリームゲート王座と各団体最高峰の王座を戴冠しており、拳王&箕浦はそれぞれの王者に幾度も苦杯をなめてきた2人。9日に行われた記者会見では、拳王が清宮と吉岡を「会社とマスコミが担ぎ上げたしょっぱいチャンピオン」と猛批判し、箕浦とともにプロレス界の図式を覆すことを宣言していた。

 清宮と拳王は言わずもがなだが、箕浦も清宮にちょっかいをかけてシャイニング・ウィザードを放たれた過去があり、両者の意識は清宮に集中。前日のティモシー・サッチャーとの防衛戦で腕に大きなダメージを受けていた清宮が捕まる展開となり、箕浦は冷徹に、拳王は罵倒とともに感情的に一点集中攻撃を加えていく。
 清宮のアシストに回る形となった吉岡だったが、清宮を救出してW王者によるトペ・コンヒーロの編隊飛行を放ったり、敢えて拳王に好きなように蹴らせて真っ向から受け止めてからジャーマン・スープレックスで叩きつけたりとドリームゲート王者としてしっかり存在感を発揮。終盤には吉岡のInfernoから清宮のジャーマン・スープレックスにつなぐ華麗な連携も見せる。
 終盤には清宮と拳王の対面となり、拳王が蹴暴の連発から輪廻と連撃し、清宮のシャイニング・ウィザードをかわしてアンクルロックで捕らえながら腹部を蹴り上げる苛烈な連撃。さらに箕浦のR-301から拳王がP.F.Sを突き刺し、炎輪(※ムーンサルト式ダブルニードロップ)でカウント3を奪取。試合終了を告げるゴングが鳴っても片エビ固めを解かず、押さえ込み続ける余裕を見せた。

 マイクを取った拳王は、「清宮!昨日30分超えのタイトルマッチの次の日によく頑張りましたねえ?早く控室に帰って皆様のねぎらいの言葉でももらって、自己満足だけしておきなさい。今日はどうもお疲れさまでした。よくがんばりました!」と皮肉たっぷり。
さらに、清宮に激励の拍手を送る観衆に向けて「そのようにちゃんと頑張っただけの清宮に拍手をしてあげてください。……っていうのがダメなんだよ!お前たちが甘やかすからアイツなんの危機感も持ってねーだろ!」と牙をむいた。

 そして、拳王は箕浦を絶賛し「オメーだけはDRAGON GATEの未来かもしれねー。オメーが俺の手を借りたかったらDRAGON GATE、いつでも呼んでくれ」と笑顔。箕浦も「また拳王さんと組む時があればよろしくお願いします」と返し、2人はガッチリ握手を交わした。