9日、東京都・後楽園ホールにて、プロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION 2023』が開催され、AMAKUSAがHi69を破ってGHCジュニアヘビー級王座の2度目の防衛に成功した。

 今年2月12日の大阪大会で行われた8人タッグマッチにて、Hi69が現GHCジュニア王者のAMAKUSAから勝利を奪ったことでHi69が同王座へ挑戦を表明。Hi69の2年ぶりのGHCジュニア王座挑戦が決まった。
 
 Hi69はかつて仁王の名で活躍し、AMAKUSAと限りなく似た雰囲気を纏う覇王とのタッグで活躍。その後、覇王が離反して敵対関係となり、敗者リングネーム剥奪&髪切りマッチに敗れて名前をHi69に戻された過去がある。Hi69はAMAKUSAを「覇王」と呼び、覇王への復讐&悲願のGHCジュニア王座戴冠を“二大欲求”として掲げていた。

 覇王と、昨年10月末に突然NOAHに現れたAMAKUSAはあくまで別人であることが多方面から指摘されており、覇王の名を出してなにかを問うは愚問。2人の間のバックボーンについて数々の識者がハッキリとした物言いを避ける中、長きに渡る深い因縁があるように見えて出会ってからたった約4ヶ月しか経っていない2人の因縁戦が幕を開けた。

 試合が始まると、覇王がトリッキーなスピードファイトで翻弄し、ハリケーンラナからブエロ・デ・アギラと決めて一気に流れをつかむ。
 しかし、ティヘラを狙うAMAKUSAをキャッチしてブレーンバスター・ホイップで場外に放り捨てたHi69がトペ・スイシーダで追撃。エルボーやトランスレイヴといった強烈な打撃技からストゥーカ・スプラッシュを投下も、剣山で迎撃されてしまう。
 AMAKUSAは巧みなジャベでHi69を苦しめ、トルニージョ、雪崩式フランケンシュタイナー、容赦ないトラースキックの連打と猛攻。さらにフロッグ・スプラッシュで追撃にかかるも、今度はHi69が剣山で迎撃する意趣返し。
 まさに仁王のごとき形相を浮かべたHi69は、トランスレイヴを顔面に叩き込み、みちのくドライバーIからストゥーカ・スプラッシュ2連発。これで決まりかと思われたが、AMAKUSAが意地のキックアウト。
 Hi69は追撃のトランスレイヴを発射も、かわしたAMAKUSAがカウンターのドロップキック。さらにパワーボムをスイングDDTで切り返し、逆打ちから開国(※錐揉み式セントーン)。Hi69も思い切り顔面に入った一撃を返せずカウント3を聞いた。

 2度目の防衛に成功したAMAKUSAは、「我自身に問うてみました。その問いかけが、愚問でしたね。我はこのNOAHジュニアの至宝を天高く導くことを契り、時を動かして参ります。我の名はAMAKUSA!以後お見知りおきを。今宵はこころより感謝申し上げまする」と恭しく挨拶し、大会を締めた。

 バックステージに戻ったAMAKUSAは「我の名はAMAKUSA。何か問うことはございますか?」と質問を募るが、Hi69と闘っての印象について聞かれると「その問いかけ、愚問ではございませんか」とバッサリ切り捨て、「我はこの至宝を天高く導ける戦いであるならば、どんな相手とでもし烈を極める覚悟でございます。行く末は我にも分からぬ定め。この思い、天まで届けと願っております」と詠って去っていった。