シャープは、1月22日に業界で初めてWindows collaboration display認証を取得した70V型4Kタッチディスプレイ「PN-CD701」を発表した。価格はオープンで、税別実勢価格は103万円前後。20年3月に発売する。当初月産台数は、国内・海外合計で1000台。

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 電子黒板ともいわれるタッチディスプレイは、右肩上がりに成長している市場だ。教育向けの比率が高いが、ビジネス向けの伸びしろは大きく、20年から23年で70%の成長が見込まれている。
 タッチディスプレイは登場したのは、今からおよそ10年前。ビジネスソリューション事業本部ビジネスソリューション事業部の山本信介事業部長は、「パソコンの画面を共有して会議を進めたいというニーズから始まったが、それが現在ではクラウドと連携してどこでもコミュニケーションがとりたいというニーズへと移行してきている」と状況を説明した。
 新製品のトピックである「Windows collaboration display」とは、マイクロソフトがビジネス用途向けの電子黒板に定めている規格のこと。Windows 10搭載パソコンとクラウドサービスと連携し、高い生産性を実現するモデルであることを条件としている。
 PN-CD701がWindows collaboration displayに認証されたフィーチャーは三つある。まず、マルチタッチ機能とインキング機能を備えた高解像度ディスプレイを搭載していること。解像度は、4KでExcel資料の小さなセルも視認しやすい。静電容量方式のタッチパネルを採用し、滑らかなタッチ操作も実現している。
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 次に、ステレオスピーカーと高解像度カメラを内蔵すること。これにより、高品質のテレビ会議を実現する。最後に、グループワークに最適化したソフトウェアであるMicrosoft Teamsを最大限活用できること。資料共有、スケジュール設定、チャット交換などができるMicrosoft Teamsのハブとしてコミュニケーションをサポートする。
 部屋の空調や照明のデータを収集するIoTセンサーとして機能するのも特徴だ。まだ具体的な活用方法は定まっていないが、データをMicrosoft Azureにアップロードし、他のサービスと連携する道を模索していくという。(BCN・大蔵大輔)