エフセキュアは7月21日、マイクロソフトが提供するクラウドサービス「Microsoft 365」向けのメール保護製品「F-Secure Cloud Protection for Microsoft Office 365」の国内提供を開始すると発表した。Microsoft 365に標準搭載されるメールセキュリティ機能を補完し、「リーズナブルな価格」(神田貴雅・サイバーセキュリティ技術本部プロダクトマーケティングマネージャー)で、高度な脅威にも対応できるようにする。
 同製品では、Microsoft 365を構成する「Exchange Online」向けのセキュリティ保護を提供する。メール、予定表、タスク、メモなどを受信・作成する際に、悪意のあるファイルやURLがないか検査する。不審なコンテンツが確認された場合は、脅威インテリジェンスやマルチエンジンのアンチウイルス、クラウドサンドボックスを利用した脅威分析・検出プラットフォーム「F-Secure Security Cloud」上で分析。有害なコンテンツであれば自動的に削除や隔離などのアクションを行う。管理ポータル上ではセキュリティ保護の状態やアラート、ポリシー、レポートなどを一元管理できる。管理者の効率的なセキュリティ分析やインシデント対応を支援する。
 価格(税別)は1ユーザーあたり年間3500円(24ユーザーまで)、3000円(25〜99ユーザー)、2600円(100〜499ユーザー)、2500円(500〜999ユーザー)。8月1日から同社の販売パートナー経由で提供し、2020年9月30日まで、90日間の無償トライアルキャンペーンを実施する。
 Microsoft 365のメールセキュリティ機能はマイクロソフトからも提供されているが、神田マネージャーは「カレンダー、連絡先、タスク管理といったExchangeアイテム全体に対して検査できる部分に違いがある」と説明する。また、標準機能ではマルウェアやスパムなど一般的な脅威には対応しているが、未知の脆弱性を利用した攻撃など、より高度な脅威に対応するにはMicrosoft 365の上位版ライセンスを購入する必要があるといい、「(同製品では)高度なセキュリティをリーズナブルな価格で導入することができる」とアピールした。(前田幸慧)