Sun Asteriskは、7月31日に東京証券取引所マザーズに上場した。初値は1209円で、公開価格700円を72.7%上回った。

 Sun Asteriskグループは、「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンを掲げ、あらゆる産業のデジタライゼーション(デジタルを活用した新たな事業創造)を促進し、新たな事業やプロダクトを共創するサービスを「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」と命名して展開している。
 サービスは、クライアントの事業アイデア創出からプロダクト開発・プロダクトの継続的な成長を支援する「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタライゼーションを促進するタレントの育成と紹介を行う「タレントプラットフォーム」の2つに区分している。
 同社グループの属する情報サービス産業では、デジタルトランスフォーメーションの潮流のもと、クラウド、AI、IoT、ビッグデータなどへのIT投資意欲は依然として高く、引き続き、市場の拡大が見込まれている。一方で、国内でこれらを担うIT技術者不足は依然として継続しており、人材の確保と育成が大きな課題となっている。また、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する施策として拡大している自宅での勤務や不要不急の外出自粛要請により、各種のシステムのセキュリティレベルの見直しや、社会レベルでのデジタライゼーションの推進が求められている。
 こうした状況のなか、同社グループは、20年12月期第1四半期でとくに主力のクリエイティブ&エンジニアリングについて、マーケティングの強化による新規顧客数の増加(前年同期比123.0%)や、既存顧客との連携深化と安定的なサービス提供による顧客単価の向上(前年同期比109.9%)が図れたことでビジネスが順調に拡大し、同サービスラインの第1四半期連結累計期間の売上高は11億2000万円(前年同期比128.7%)となった。
 タレントプラットフォームについては、同社グループによるグルーヴ・ギアの買収後のPMI施策として、売上高成長よりも利益率向上を優先し、経営資源の配分の最適化の観点からも戦略的に業務委託契約でのサービスは縮小させ、人材紹介契約と派遣契約でのサービスへのシフトを進めた結果、第1四半期の売上高は2億8600万円(前年同期比100.3%)となった。
 今後の成長戦略としては、既存のデジタル・クリエイティブスタジオ事業は引き続き事業拡大を進め、教育・育成分野で量・質をさらに向上し、データプラットフォームを拡充することによる再現性の向上と先端技術の社会実装を展開していく。そして、国内外での新事業の比率を増やし、より価値のある事業創造と事業成長にコミットすることを会社の成長ドライブを支える新たな事業の軸としていく方針。
 20年12月期の業績予想は、売上高51億2000万円(前期比113.0%)、営業利益7億1000万円(同149.8%)、経常利益7億2600万円(同149.5%)、当期純利益6億4000万円(同156.0%)を見込んでいる。