バックアップベンダーの米HYCU(ハイク)は、日本市場での販売拡大へ本格的に乗り出す。オンプレミス向けデータ保護ソフトウェア「HYCU Data Protection for Enterprise Clouds」の日本語化とプロモーション価格での提供を開始。日本企業のニーズに応えることで、製品の導入を促進していく。
 同社の主力製品のHYCU Data Protection for Enterprise CloudsはNutanix環境、VMware環境、物理マシン、アプリケーションを保護する。特にNutanix環境との連携に優れていることが特徴で、Nutanixの機能を活用しながら、Nutanixでカバーされていない機能をHYCUで補う形で、「Nutanixと密に連携している」とシステムズ・エンジニアの吉田幸春氏は説明する。
 クラウド向けには、Microsoft AzureとGoogle Cloudそれぞれに特化したデータ保護サービスを提供。年内にはAmazon Web Services向けのラインアップを追加する予定だ。オンプレミスとクラウドを連携する「HYCU Protege」を用いることで、オンプレミス/クラウドのデータ保護や、双方向のデータ移行を容易に実現できる。「シンプルな構成で、クラウド環境をDRで活用できる」と吉田氏は強調。海外ではクラウドのデータ保護の需要が増えているという。
 これまでの国内ビジネスで、「価格や規模、チャネルビジネスの仕組みなど、お客様やパートナーの要望に対応するには不十分だった」(吉田氏)ことがわかったという。そこで今回、HYCU Data Protection for Enterprise Cloudsを全面的に日本語化した。また、日本独自のプロモーション価格を用意し、「ニーズに合わせて価格を見なおし、お客様の予算に合う形で提供できる」ようにした。
 吉田氏は今後、「Nutanixを軸としたIT環境全体の保護や、クラウドDRの簡素化、クラウドの保護を促進していく」と語る。(前田幸慧)