ローコード対応セキュリティ自動化プラットフォームを提供する米スイムレーンは5月23日、アジア太平洋/日本(APJ)地域での販路拡大を目的として、東京に新たにオフィスを開設するとともに、新製品「Swimlane Turbine」の提供を開始を発表した。
 今回の発表は、スイムレーンのビジネス成長に基づき、日本の顧客やパートナーにSOCを超えた自動化の活用を可能にし、セキュリティ運用に役立つ記録システム(System of Record)を構築できるようにするための取り組みの一環となる。
 スイムレーンは、アジアで急速な成長を遂げており、300%以上の顧客数を獲得し、現在では全世界の顧客の23%を占めている。ここ18カ月間のAPJ地域については、営業、カスタマーサクセス、プロフェッショナルサービス、エンジニアリングで従業員数を増やし、現在では80人以上の従業員を擁するまでになった。
 新製品のSwimlane Turbineは、ローコード対応セキュリティ自動化のプラットフォームで、セキュリティ運用を統合し、アラート、最新の脅威、複雑なセキュリティプロセスに対応できるようにチームをサポートする。フルスタック型クラウドネイティブのセキュリティ自動化プラットフォームで、従来のオンプレミス型のセキュリティオーケストレーション、オートメーション、レスポンス(SOAR)ソリューションと比較して、迅速に導入可能で管理するインフラが少ないソリューションとして顧客に提供する。
 スイムレーンは急成長を遂げているセキュリティ自動化の専業ベンダー。22年の新規年間経常収益(ARR)は前年比123%増となった。新製品Swimlane Turbineの顧客は、同プラットフォームを使用した初年度に240%の投資収益率(ROI)を達成しており、現在市販されているセキュリティ自動化ソリューションの中で最高レベルのROIとしている。