イオンリテールは9月3日、都内で会見を開き、同社が提供するMVNO「イオンモバイル」でシニア向けプラン「やさしいスマホサービス」を9月6日に開始すると発表した。音声500MBプラン1130円(税別)、サポートオプション付きの10分かけ放題(税別850円)、SIMのみの契約で月額1980円(税別)になる。

 購入後の電話やリモート操作によるサポートを充実させた60歳以上向けのオプションサービス「やさしい10分かけ放題」や、見やすさと使いやすさを両立させた画面とオリジナル機能を搭載した「AQUOS sense2 SH-M08 やさしいスマホ」を発売する。やさしいスマホの税込価格は一括で3万5424円、24回の分割払いにすると月々1476円(支払総額は一括と同じ)になる。
 やさしいスマホのオリジナル機能は、標準の通話アプリでそのまま「イオンでんわ」が使えたり、使い方を相談したいときは「サポート」を押すだけで、利用したい機能が使いやすい設計になっている。また、初めてスマホを使う場合も想定して、「専用ガイドブック」を配布。安心して使えるように配慮した。
 イオンリテール イオンモバイル事業部の井関定直事業部長は、「現在、契約数は約56万回線に到達しており、緩やかに成長を続けている。当社は、お客様目線でサービスを展開している。春には、学生をターゲットにした施策を打ち、上手くいったと考えている。今回は、ターゲット施策の第二段として、60歳以上の方に安心して使っていただけるプランを考案した」とコメントした。
 60歳以上をターゲットに据えた理由は三つある。まず、イオンの店舗に来店する顧客層とマッチしていること。次に、イオンモバイルの契約者の中でも、60歳以上の契約数が伸びてきていること。そして、60歳以上のユーザーの定着率が高いことだ。
 井関部長は、「MMD研究所の調べによると、60歳以上の携帯電話所有者におけるスマホ利用率は、2018年時点で61.5%。19年10月の消費税増税や20年の3G電波の停波など、携帯電話市場は低廉なサービス、スマホへのシフトが進む見込み。やさしいスマホサービスの利用は増えていくはず」と新プランへの期待を語った。