全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、4月のタブレット端末の販売台数は前年同月比94.3%。実に2019年1月以来、1年3か月ぶりの前年割れとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要は増しているが、家電量販店の営業自粛やトップシェアであるiPadの在庫不足が大きく響いた形だ。

 メーカー別の販売台数前年比を比較すると市場の状況がよくみえてくる。アップルが60.9%と急落しているのに対して、Android勢はファーウェイが128.8%、NECが152.8%、レノボが356.0%と好調だ。
 週次で販売台数シェアを追いかけると、2月前半では7割のシェアを誇っていたが、徐々に下降。入れ替わるようにAndroid勢が上昇に転じ、4月20日週にはついにファーウェイがアップルを逆転した。
 シリーズ別の販売台数ランキングもそれを裏付けるように、iPadが不動のトップから陥落。ファーウェイの「MediaPad T5」と「MediaPad M5 lite」がワンツーフィニッシュを果たしている。iPadの中でも順位変動は起きており、売れ筋の「10.2インチ iPad Wi-Fi(32GB)」が4位に後退。「iPad mini Wi-Fi(64GB)」が3位に上昇している。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。