リモートワークや外出自粛で家にいる時間が長くなり、家事に力が入れられるようになったとはいえ、料理は面倒なもの。暑い夏はキッチンに立つのさえ面倒になってしまう。そんなときに重宝するのが、無印良品の冷凍食品だ。「冷凍食品は便利な半面、健康に悪い、栄養バランスが偏る」というイメージもあるが、無印良品のものはほとんどが化学調味料不使用で、国産の素材を使っている。また、肉料理のほかに魚料理や野菜の惣菜も充実しており、バランスのとれた食事をとるにはうってつけだ。バリエーション豊富な無印良品の冷凍食品の魅力を紹介しよう。

●安定の美味しさ! 「醤油からあげ」はボリュームも味も満点


 最初に紹介するのは、肉料理の「醤油油からあげ」(390円)。国産の鶏むね肉を醤油とにんにく、生姜で漬け込んでおり、香ばしい味わいが特徴だ。ひとつひとつが大きくてボリューミーだが、肉がふわっとして柔らかいのでペロリと食べられる。裏面に記載された作り方通り、ラップをかけて電子レンジで加熱するだけでも十分美味しいが、そのあとにトースターで軽く焼くと、衣がサクッとして揚げたてのような食感を楽しめる。
 からあげは人気のおかずだが、下味をつける工程や調理後の油の処理が面倒。冷凍食品ならレンジやトースターで解凍するだけでおいしく食べられるのがうれしい。暑い夏は揚げ物を作りたくないという人にもおすすめな商品だ。無印良品ではほかにも、「塩こうじからあげ」(390円)や「鶏肉とほうれん草のハンバーグ」(390円)といった肉のお惣菜が用意されている。

●冷凍魚へのイメージが変わる「さばのみぞれ煮」


 今回食べたなかで筆者を一番感動させたのが、魚料理の「さばのみぞれ煮」(290円)だ。「冷凍の魚は水っぽく、生臭くて旨みがない」というイメージがあったのだが、こちらは身はふっくらと柔らかく、口に入れると甘みのある脂がふわっと広がる。予想していた生臭さや水っぽさは一切なく、皮までおいしく食べられた。醤油ベースの甘辛いタレがサバの身によく絡んでおり、暑さで食欲をなくしていた筆者もひさびさにご飯が進んだ。
 一人暮らしを始めてから魚を食べる機会がすっかり減ってしまったが、これなら手軽に食べられそう。個人的には、大根おろしの量を増やせばよりさっぱりと食べられると感じた。とはいえ、筆者が冷凍の魚に持つマイナスイメージを完璧に覆す惣菜だった。ラインアップには「サバのロースト ハーブオイル」(290円)や「サーモンのロースト ブラックペッパー」(290円)といった洋風の惣菜もある。

●懐かしいおいしさの「鶏肉と根菜の京風お煮しめ」


 次に紹介するのは、副菜としての心強い味方「鶏肉と根菜の京風お煮しめ」(390円)。柔らかい鶏肉やゴロっとした筍、ごぼう、にんじんといった根菜を京風だしで煮しめた惣菜で、それぞれの素材の食感と自然な甘みを楽しめる。京風だしのやさしい旨味はまさに「おふくろの味」。外食続きでたまには落ち着いた和食を食べたいという人におすすめだ。
 冷蔵庫で12〜13時間おくか、水につけて20〜40分解凍する必要があるので、好きなタイミングですぐ食べられるというわけではないので、解凍中に仕事をしたり、ほかの家事をこなしたりするのもいいだろう。ほかにも、「小松菜と揚げのおひたし」(390円)や「丹波黒豆と大豆の煮物」(390円)といった、あと一品ほしいときに便利な惣菜が揃っている。

●「バクテー」は食べやすくも新鮮な味の煮込み料理


 無印良品の冷凍食品では、からあげや煮物といった日本人に馴染みの深いお惣菜のほかにも、「サムゲタン(韓国風鶏のスープ煮込み)」(390円)や「ビーフストロガノフ」(390円)といった異国情緒溢れる煮込み料理も楽しめる。そのなかで筆者がチョイスしたのは、中華系マレーシア人のソウルフード「バクテー(マレーシア風豚肉の煮込み)」(390円)だ。
 スープには中国醤油や香辛料が使用されており、東南アジアの料理らしい深みある独特な風味を楽しめる。一方で具材は大根や油揚げなど日本人にも馴染深いものばかりなので、お味噌汁を飲む感覚で安心して食べられた。メインの豚バラ肉はもちろんだが、よく煮込まれてトロトロになった大根や、スープをよく吸い込んだ油揚げが非常においしい。気軽に海外旅行に行けなくなってしまった昨今でも、簡単に海外の味を楽しめるメニューだ。

●手間なしでしっかり美味しい「国産豚肉と野菜の餃子」はコスパ最強


 次に紹介するのは、無印良品の冷凍食品のなかでもコスパ最強の「国産豚肉と野菜の餃子」(450円)だ。餃子は子どもにも人気のおかずだが、一から作ると非常に手間がかかって面倒。こちらはフライパンに餃子を並べ、水で数分蒸し焼きにしたあとに焼き目をつけるだけでOKという便利なお惣菜だ。一袋につき20個入り(360g)という大容量だが、保存に便利なジップがついているので一人暮らしなら2〜3回に分けて食べられる。
 皮はもっちり、餡はふわふわな食感。お酒に合うようなガツンとした濃い味ではなく、豚肉とたっぷりの野菜からくる甘みのある優しい旨味が特徴。薄味が好きな筆者は何もかけずに食べたが、アクセントをつけたい場合は醤油や生姜を合わせるとよいだろう。ほかにも、「国産黒豚肉入り餃子」(450円)や「国産野菜と生姜の餃子棒」(450円)といったラインアップが揃っている。

●「シナモンロール」や「あんクロワッサン」は来客時にも大活躍


 無印良品では、お惣菜だけでなくスイーツの冷凍食品も充実している。2020年7月から販売を開始した「シナモンロール」(250円)もそのひとつだ。こちらは解凍するのにオーブンは不要。500Wのレンジでたった1分温めるだけで、お店で買ったかのような本格的な味を楽しめる。
 冷凍とは思えないほどボリュームがあり、小腹が空いたときのおやつにぴったりだ。高見えするので、来客をもてなしたいときにも便利。コーヒーや紅茶と合わせれば話が弾むこと間違いなし!
 「忙しい朝でもおいしいパンをしっかり食べたい」という人におすすめなのが「あんクロワッサン」(390円)だ。こちらもシナモンロールと同様にオーブンは不要。電子レンジで数秒解凍したあとトースターで2分程度焼くだけで、外はパリパリ、中はふわふわなクロワッサンが楽しめる。
 甘さ控えめな粒あんと塩気のあるクロワッサン生地が見事にマッチ。表面にたっぷりまぶされた胡麻も生地の香ばしさを引き立てている。カロリーを気にしない人は、これにバターを合わせるとより濃厚な美味しさを感じられるだろう。
 無印良品の店舗が近くにないという場合は、ネットストアを使えばOK。スーパーなどの冷凍食品と比べるとやや割高になるが、味も見た目も手作りに劣らないクオリティなので、料理の負担を少しでも減らしたいという人はぜひ試してほしい。(TEKIKAKU・山崎理香子)