Wi-Fiマークを横にしたようなマークが、サインや暗証番号の入力が要らないタッチ決済(コンタクトレス決済・非接触決済)対応カードの目印。裏面または表面に、この非接触対応マークとVisaのロゴが記載されたクレジット/デビット/プリペイドカードは、日本を含む世界約200の国と地域で展開されている「Visaのタッチ決済」が利用できる。

 Mastercardが「Mastercardコンタクトレス決済」、JCBが「JCB コンタクトレス」、American Expressが「アメックスのタッチ決済」の名称で、Visaタッチ決済と同様の非接触決済サービスを提供。非接触決済のうち、対象店舗限定で、もれなく還元するキャンペーンを何度か実施している「Visaのタッチ決済」が最も認知度が高いと思われるが、基本的な使い方、従来のカードと比較した強みは全く同じだ。

●10月のすき家はVisaタッチ決済で半額 d払いでも最大+50%還元


 いま、飲食店でサラダやカレーなどをテイクアウトするなら、店舗は牛丼チェーン店「すき家」を選び、そのVisaのタッチ決済またはスマートフォン(スマホ)決済サービス「d払い」で支払いと、条件を満たすと実質半額になるのでおすすめだ。
 理由は、10月1日から31日まで、Visaのタッチ決済で税込500円以上支払うと、もれなく50%キャッシュバックされるため。キャッシュバック上限は、対象カード1枚につき、期間中累計2000円(一部カードは対象外)。つまり、Visaタッチ決済対応カード2枚保有なら、一度に500円以上、4000円ずつ合計8000円使うと4000円キャッシュバックされる。対象カード3枚保有なら最大6000円キャッシュバックと、さらに戻ってくる金額が増える。
 「d払い お買物ラリー 10月はdポイントカード提示+d払いでdポイント最大+50%還元!」にエントリーし、条件を全て満たし、異なる企業ブランド3店舗で購入しても、dポイント(期間・用途限定)で、通常ポイントとは別に決済額の50%が戻ってくるので、実質ほぼ半額となる。こちらのキャンペーンの対象は、すき家の場合、税込み200円以上からなので、Visaのタッチ決済と使い分けるなら少額の店内飲食向きだ。
 Visaのタッチ決済に対応しているかどうかは、非接触対応マークの有無で確認しよう。今年新規発行開始したVisaカードはおおむね対応している。また、楽天カードは、20年4月1日以降発行のカードに非接触決済機能の付帯を開始し、Visaブランドの従来カード保有者は、カード作り直しを申請すればVisaのタッチ決済対応の楽天カードが届く。
 世界標準であるコンタクトレス決済の問題点は、決済方法が店員に正しく伝わらず、もどかしい場合があること。すき家の50%キャッシュバックキャンペーン初日の10月1日に、レジで「Visaのタッチ決済で支払う」と伝えたところ、店員は分からないと返答し、「iDですよね」「違います」「確認してきます」というやりとりの末、無事に対応カードをかざして決済できた。
 2回目は、前回の反省とTwitterで見かけたアドバイスを参考に「クレジットカードで払います」と伝え、カード決済端末にカードをかざして決済した。スムーズに決済するためのポイントは、カードをしっかり読み取り機にかざすこと。タッチ決済は、とにかく「かざすだけ(差し込まない)」と覚えておこう。
 今後も、クレジットカード各社と有力企業のタイアップで、エントリー不要のタッチ決済限定キャンペーンが頻繁に実施されるようなら、「タッチ決済」の利用者は増えていくはずだ。例え、対象カードを保有していなくとも、タッチ決済の利用方法は覚えておこう。(BCN・嵯峨野 芙美)