全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、9月の完全ワイヤレスイヤホンの販売台数は前年同月比108.9%と伸びを示した。前年9月は消費増税前の駆け込みで売れ行きは増大。その時期との比較でも、高い伸びを維持した。

 販売台数シェアはAppleが圧倒的する状況に変わりはないが、成長率では同社を上回る競合も出始めている。特に際立っているのがJVCケンウッドだ。メーカー別に前年同月比をみると、アップルが101.3%だったのに対して、JVCケンウッドは369.9%を記録。この1年でラインアップを拡充させ、ユーザーからの支持を伸ばしている。
 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは「AirPods Pro」が24.5%で首位で、前月から0.7ポイント伸ばした。ソニーはロングセラーモデル「WF-1000XM3」に加えて、夏に発売した「WF-XB700」も好調で、Appleの有力な対抗馬として存在感を占めている。成長著しいJVCケンウッドは「HA-A10T」が売れ筋になっている。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。