KDDI、5Gスマホと接続できるスマートグラスの一般販売を開始
対応する5Gスマホとして、Android OSで「Xperia 5 II」と「Galaxy Note20 Ultra 5G」の2機種でスタート。今後、順次対応機種を増やしていくが、過去の機種への対応は計画していない。
NrealLightは、中国Nreal(エンリアル)と共同開発した製品で、重さ約106gの軽量と眼鏡のように折りたためるコンパクトさが特徴。スマホと接続するタイプのため、持ち運びができ、場所を選ばずに使える。
機能面では、従来のAndroidアプリをグラス内で起動して、プライベートなセカンドスクリーンとして利用できる「ミラーリングモード」や、グラス内で空間上に映像を映し出す「MR(Mixed Reality)モード」を搭載する。これによって、3m先に100インチ規模のプライベートな仮想スクリーンがあるような映像を楽しむことができる。
また、動画を視聴しながら首を振ればSNSやブラウザなど、他のアプリを確認できる「マルチウインドウ」も搭載する。
映像の解像度は左右それぞれ1080P。4Kへの対応は今後となる。空間認識は、SLAM(自己位置測定)と6DoF(6軸自由度対応)、平面検知、画像認識に対応する。
サポートするビデオストリーミングサービスは、YouTubeやYouTube Premiumをはじめ、テレビ動画配信サービスの「TELASA」「Paravi」「FODプレミアム」がセットになった「データMAX5Gテレビパック」や「smash.」、さまざまなゲームなど。
発売を記念して、12月1日〜2021年3月31日まで1万Pontaポイントがもらえるキャンペーンも実施。期間中にNrealLightと対応スマホの購入(既に購入済みでも可)、auスマートパスプレミアムに加入していることが条件となる。
目標販売台数は未公表で、直営店舗以外での販売も未定。KDDIでは、「説明が必要な商材で最初はスモールスタートになる。直営店での販売状況を見ながら徐々に広げていきたい」とする。