まだソニーの独壇場ではない? 絶好調の4Kテレビ市場で競争激化
メーカー別の前年同月比で、特に高い数値を記録したのがハイセンス。206.8%と2倍以上の増加で、大きく販売台数を伸ばした。シェアトップを走るソニーも194.0%と好調。その他の主要メーカーも、シャープが134.5%、東芝が158.1%、パナソニックが155.0%といずれも前年を上回っている。
直近1年の販売台数シェア推移をみると、ソニーが首位をキープしているものの、徐々に後続との差が縮まっていることが分かる。右肩上がりなのが、東芝とパナソニックだ。年末商戦に向けて需要が高まるなかで、各社のシェア争いはより熾烈になりそうだ。
シリーズ別の販売台数ランキングでは、ソニーの「KJ-43X8000H」が首位をキープ。前月の4.4%から0.7ポイント伸ばした。ベストテンにランクインした製品のメーカー内訳は、ソニーとシャープが3製品、東芝とパナソニックが2製品と拮抗しており、ソニーの独壇場というにはまだ早そうだ。(BCN・大蔵大輔)
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